今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

そろそろ観念して

2008年11月04日 | ブックレビュー
 漱石先生の「吾輩は猫である」を読み始めたのは9月の末ごろ。図書館で借りてきたのですが、貸し出し期限の3週間では半分も読めず一旦返却。その後予約が入ってなかったらしく棚に残ってたので、今度は妻が借りてきてくれました。

 そして今回の期限が今週末。まだ半分ほど残っております。ということでそろそろ観念して買って読むことにしようかと。

 これは相当面白いのですが、何しろ読むのに時間がかかります。最近は「文庫本なら1分で2ページ読める」と豪語してましたが、これはその2~3倍はかかりますね。おまけに500ページ以上ありますし。

 漱石先生は「坊ちゃん」しか読んだことなかったのですが、私はこちらの方が好みです。なかなか素晴らしいネタが随所にありまして、例えば
「旦那。もう行っちゃうんですかい?」
「うむ。」
「ただの酒飲みの親父だと思ってたのが、まさか旦那が上様の…上様の…。何でしたっけ?」
「乳母のいとこの孫!」
「その乳母のいとこの孫だったなんてぇ~」
とかいうようなボケは今でもよく使われますが、吾輩と三毛子さんの会話はまさしくこんな感じでした。あるいは「ルイ14世のおばさんの友達のお隣さんとすれ違ったことがある人」とかいうのもそうですね。(そうなのか?)

 いずれにしても、なんとか読破したいと思う次第です。まぁ実際は絶えず持ち歩けば電車の中で読めたりもするのですが、図書館から借りた本は基本的に家から持ち出さないので。なくしたり破いたりすると困りますし。まず目標は年内と。