今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

空振りは難しいらしい

2008年11月24日 | ギターと楽器のこと
 NHK教育テレビで毎週月曜にウクレレ講座をやってます。講師はIWAO先生で、生徒役は石原良純さんと遠藤久美子さん。先週の課題曲が「お嫁においで」だったのですが、右手の弾き方がポイントで「タン タタ~ン タタン」というパターンの繰り返し。

 動きとしては上下の往復なのですが、「ン」の部分は空振りになるので石原氏は特に苦労してました。エンクミさんは最終的にはバッチリでしたが、これは慣れないと結構難しい様子。

 以前会社の後輩から相談されたことがありました。友達の結婚式にみんなで「バラが咲いた」を歌うことになって、ギターを弾くことにしたのだとか。しかし本人はギター買ったばっかりでまったく弾けず、結婚式はというと3週間後。

 「なんとか弾けるようになりたい」と頼まれたので教えることにしたわけです。が、やはりこのリズムで苦しみました。はじめは空振りができず、シンコペーションのところも全部ダウンストロークで弾いてしまうんですね。

 別にちゃんとリズムに乗って弾ければ全部ダウンであろうと全部アップであろうと、極端な話歯で弾こうがチンチンで弾こうが構わないのですが、それはそれで余計難しいので基本を忠実に実行してもらいたいものです。

 その時の練習は事務所でできればよかったのですが、所長が苦虫噛み潰したような顔で仕事してる横でジャカジャカできるわけもなく、夜に隣の駐車場でやりました。私はZo-3で後輩はマーチンのバックパッカーという、どちらも個性的なギターをトランクから取り出す姿を見て「お、ストリートライブか?」と思った通行人もいたようですが、二人でソロソロと塀に向かって立ち「え~と、Cはこうやって押さえて」という感じだったので、すごく情けなかったと。

 この曲はキーをCで始めると当然Fが出てくるのですが、「全部Dm7に変えてよし。オレが許す!」ということにして、夜間の特訓と自宅での反復練習の結果、結婚式の出し物はどうなったかというと当日の直前練習でダメ出しをされ、結局そいつはマラカス担当になったそうです。めでたしめでたし。