今日のひとネタ

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昭和54年といえば

2008年11月09日 | TV番組レビュー
 昨日のNHK-BS2「日めくりタイムトラベル」は昭和54年特集。私が高校に入学した年ですので、あれこれ覚えているつもりがよく知らない出来事も多かったり。

 当時の騒ぎがレポートされたトピックスは、口裂け女、ガンダム放送開始、東京サミット、省エネルック、サーフィンブーム到来など。

 このうち口裂け女については、最初に噂が立ち上がった岐阜県から西日本に広がり、首都圏に到達し、大手マスコミが取り上げるようになった途端にブームが終わったとか、その検証の仕方が面白かったです。

 私も当時は一応知ってましたが、ポマードとかいうのは知りませんでした。この口裂け女はその後海外にも広まり、韓国では2003年にネットを通じて大騒ぎになったとか。そのときも「ポマード」というのは伝わってたそうで、そのあたりは興味深いところではあります。

 あとは結構ガンダムについて時間を割いてたのですが、私はガンダムをほとんど知らないのとまったく興味がないのでその辺はちょっと…。

 それ以外で取り上げられたニュースや出来事は、ポルポト政権崩壊、イラン国王亡命&ホメイニ師帰国、江川-小林トレード、サッチャー首相就任、インベーダーゲーム曲がり角、星陵VS箕島の延長18回、韓国朴大統領暗殺、上野動物園ランラン死亡、自民党内抗争、江夏の21球、マラソン瀬古快走、ソ連のアフガニスタン侵攻、など。

 江川問題については、ゲストのきたろう氏が「当時『江川はなんて汚い奴だろう』と思ってたんですが、よくよく振り返ってみると回りの大人たちが仕組んだことであって、本当に汚かったのはそっちなんですね」ということを言ってたのが印象的でした。

 たしかにそうやって考えると、いかに本人のエゴがあったとしても球団同士が承諾して裏工作しなければできないことですし、結局コミッショナー裁定でトレードが認められてしまったわけですので、いろんな思惑と強大な力が働いたのは間違いありません。これは2月のニュースなので当時まだ中学生だった私は「なんで?」と思ってました。今となったら「巨人だから」というのがわかるんですけどね。もちろん阪神も悪いんですが、あれが阪神と広島とでトレードしようとしても誰も許さなかったでしょうし。

 とにかく、小学生の頃は巨人ファンだった私がだんだん巨人嫌いになり、それが今のようなアンチ巨人になった決定的な出来事だったのは間違いありません。

 海外のニュースではポルポトとかホメイニ師とか、当時ニュースも聞いたんでしょうがこの頃の話だったというのは全然知りませんでした。さすがに名前は知ってますが。ああ、恥ずかしい。

 さらにソ連のアフガニスタン侵攻についてはニュースを聞いたのは覚えてます。が、当時既に高校生になってたにも関わらず「なんで?」「日本はどうしたらいい?」とか考えなかったので、こちらも恥ずかしい限り。

 このニュースに関してはゲストのほんこん氏が「このときアメリカがアフガニスタンに加勢して、それがアルカイダを発展させて後々9・11に繋がるわけだから、種を蒔いていたような時代だ。」というようなことを言ってました。ニュースってのはそうやって見て、頭の中に残ってればいろいろ繋げられるんですよね。わたしゃまだまだ甘いなぁ。

 ということで、今回も興味深く見ました。次回は12月の放送で「昭和59年」だそうです。当時私は20歳くらいでどこに住んでて日頃何をしてたかはよく覚えてる頃ですので、こちらも楽しみです。