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本日チャンネル銀河にて「浮浪雲」

2012年02月12日 | ドラマレビュー

 「浮浪雲」はビッグコミックオリジナル連載でお馴染みのジョージ秋山氏の漫画ですが、本日チャンネル銀河にて実写ドラマが放送されます。これは過去二回ドラマ化されてるそうですが、今回放送されるのは渡哲也主演の1978年版。

 番組サイトによると4月から本放送が予定されており今日はその先行放送で5回だけやるそうです。1978年というと当時私は中学3年生。元々テレビ朝日系のドラマで日曜の夜8時から放送されてたようですが(すなわち大河ドラマの裏。この年は「黄金の日日」でした)、うちの田舎は民放がTBS系とフジ系しかなかったので平日の4時頃から放送されてたような記憶があります。なので部活もあったので全部は見られなかったと。

 当時既に漫画は人気だったようですが、中学生の私はビッグオリジナルなど読むわけはなく全然知りませんでした。それを兄が「面白いから」というので見てみたらはまってしまった次第。なにしろ私の中では「大都会」の黒岩刑事である渡哲也があの雲のヘアースタイルで「おねえちゃん、あちきと遊ばない?」というですよ。これは知らない人にはいくら説明してもわからんでしょうから、反応した人は是非放送を見ていただきたいと。

 ちなみに主題歌は宮前ユキさんの「Give Up!」でこちらも大好きでした。阿久悠さんの作詞ですが、阿久悠さんご本人もこの曲が特にお気に入りだったように何かの記事で見ました。最近はテレビドラマの主題歌といっても人気歌手の新曲を使って話題にするだけですが、この曲はドラマの雰囲気にぴったりでなおかつ「プカリプカリと タバコの煙が 雲になるなら 苦労はないが」なんてフレーズもあって思わずニンマリしてしまいます。

 ところで原作のジョージ秋山氏というと、昔は少年ジャンプしか読まなかった私にとっては「デロリンマン」はまだしも「現約聖書」「ばらの坂道」など子供にはかなり難しい漫画を描く人というイメージがあったのですが、その後ジャンプでは「どはずれ天下一」を描いててすごく引き出しが多いというか豊富すぎるほどアイディアが豊富な人と感じてます。

 「どはずれ天下一」はちょうど石油ショックの頃に連載が始まり初回から衝撃的でした。主人公「天下一」の父親は大金持ちなのですが、自宅のトイレでトイレットペーパーがなく家人が新聞紙を持ってきたことに激怒し、田中総理の家に馬で乗り付け「貴様、鯉と遊んでる場合か。石油がない、トイレットペーパーがないで首相が務まるか!」と叫びながら往復びんたをかまし「ワシの尻を拭かんかい!」と結局総理に拭かせるというもの。当時はあれで結構スカッとした大人の人も多かったのでしょうね。

 と、そんなこんなの記憶がいろいろ蘇ってきますが、とにかくドラマ「浮浪雲」は本日夜9時からチャンネル銀河にて。本放送というか全回の再放送は4月からだそうです。このドラマは当時見たきりでその後再放送を見たことは一度もなく、本当に待望しておりました。「そういえばDVDも出てないはず」と思って調べてみたら、石原プロモーション創立50周年を記念してBOXセットが近日発売なのだとか。いろいろお家の事情もあるのでしょうが、やるんならもっと早くやって貰った方がよかったのですが。とはいえ今回の再放送は楽しみです。ムフフ。