テレ朝にて木曜9時から放送のキムタク主演「Believe-君にかける橋-」終了しました。開始前は鳴り物入りという感じで、たしかに初回から二回目くらいまでは見どころはありましたが、最終的にはまったく評価しません。
キムタクはゼネコン勤務の橋の設計士で、ある大規模な橋の工事での崩落事故での過失を問われ、設計ミスの指摘に反論せず一人でもろもろ背負って収監されてしまいます。が、妻が末期のガンであることが判明し、崩落事故にも不自然な点があることから、真実を明らかにしようと脱獄し当時の関係者のもとを巡るというもの。その事故に関しては実は会社幹部が企んだものだとか、そこには東京都知事の関与も…という話もあって、そこだけみると面白そう。
しかし、脱獄したまではいいけどろっ骨を折ったという設定がずっと付いて回り、どうしても展開が重くなりました。そもそも脱獄の経緯が無理があることや逃亡中の生活もあり得なさすぎたりで、食事は?トイレは?とか思うと「なんだかなあ」と。あとは竹内涼真扮する刑事がキザすぎて、個人的にはプラスにならず。
そして極めつけは最終回。結局会社がなぜそんな大事故を意識的に起こしたかというのが私には理解できませんでした。ちゃんと見てないからだと言われればそれまでですが、無実を晴らして大手を振って帰ってくるというのがないと民放ドラマとしてはすっきりしませんね。
個人的には脚本の失敗だと思ってますが、世間の評価はどんなものでしょうか。元々こういうストーリーで考えてたのか、無理に短縮したので伏線回収が不十分だったのか。そもそも4月の最終週に始まったのに終わるのは早かったですね。どうなのかなあ。