その錦織選手と福原選手も「腰に手を回した」だの「指を絡めた」だの言われてますが、どうでもいいことでしょう。腰に回したのが足だったり、絡めた指が足の指だったりするのならニュースにしてもいいのですけど。
なんにしても、こういうのがいわゆる「下衆のかんぐり」というやつなのではないかと。ある芸能ニュースでは早くも「姉さん女房」とか言ってましたが、男女が1回食事を共にしたらもう結婚しなければならなくなったようです。そんな法律ありましたっけ。
…と、こうやって大騒ぎするのが思うつぼなのかも。
最近よく「メイソウ」という言葉を耳にします。。私にとって「メイソウ」と聞いて一番に思い出すのは尾崎亜美さんのデビュー曲「冥想」。タイトルは「冥想」であって「瞑想」ではありません。gooの辞書によると「目を閉じて心を静め、無心になって想念を集中させること。」だそうですが、瞑想も冥想も同じ意味のようです。
この曲について「瞑想」と書く人は素人であり、バッタモンのCDを見分ける一つの方法でもあります。(とはいえ、バッタモンじゃなくても間違えてることがあったり…)
私がこの曲を初めて聞いたのはラジオにて。昭和51年だったと思いますが、日曜の夜にニッポン放送で「ヤマハ ハンドメイドコンサート」というのをやってました。当初はユーミンと小泉まさみさんの司会だったのですがユーミンが降板することになって、後任は…という紹介で流れたのがこの曲。
その時は名前を明かさずに曲だけ先にかかったので「お、結構かっこいいけど知らない。」と思い、明星の歌本をパラパラめくって歌詞を見て判明。その時にファンになったわけではないのですが、あの頃から亜美さんの声は毎週ラジオで聞いてたんですね。番組自体はアマチュアの自作曲を紹介する内容でしたが、たま~に亜美さんの曲もかけてたかもしれません。
このデビュー曲については、山下達郎氏が「なんで8ビートにしなかったの?」と言ったとか。そうおっしゃるなら是非山下氏にそういうアレンジをしてもらって聞いてみたいものです。あるいは山下氏がカバーして発売するとか。
亜美さんのファーストアルバム「Shady」(シェイディ)ではコーラス担当がAmii's Armyとなってますが、こちらのサイトによるとこれは山下達郎氏と吉田美奈子さんだとか。(大貫妙子さんは入ってないのかな?) 当時亜美さんは京都に住んでたのでレコーディングの際には東京と行ったり来たりしてたそうな。
で、コーラスのレコーディングの時にはあまりにも多忙で亜美さんが行けなかったそうですが、後日山下氏に「自分の作品のレコーディングなのになんで来なかったの? デビューするんでしょ。やる気あるの?」というような事を言われたとか。厳しい世界です。
そういえば村上ポンタ氏の自伝を読んだところ、「キャンディーズの曲のレコーディングに行ったら、本人達がいないことに腹を立てすぐに帰った」ということがあったそうです。歌謡曲の製作現場はいろいろあるのでしょうね。アイドルはスケジュールきついでしょうけど、ミュージシャンは本人達がいなきゃ気持ちが入らないのでしょうし。
ところで、亜美さんのアルバムでは初期のコーラス担当は前述のAmii's Armyですが、その後Amii'S Childというのもありました。こちらはどういう人がやってるのかはわかりませんが、アルバムによってメンバーは違うのかも。
ライブでのコーラス担当は「カビンチョ・チドリーズ」というのもありましたが、その後は「JoJo」というのもありました。(メンバーは結構変わったようですが) バックバンドは「センセイション」というのもあったし「ハイハイパパ」もあったし「The Boze」というのもありました。
ということで「メイソウ」と一言聞くだけで頭の中にこれらの事がブワッとあふれ出すわけですが、最近ニュースで耳にする「メイソウ」とは、お殿様が下々の者に恵んで下さるという「定額給付金」の「迷走」ぶりが話題になってることのようです。ヤな世の中ですね。
ところで亜美さんの「冥想」はカラオケで歌ったことがあるのですが、結構難しいです。歌詞をリズムに乗せるのが難しいのと、サビは音程の上下も激しい部分もあるので。ちゃんと歌えるとかっこいいんですけどね。この曲をご存知の方は是非挑戦してみて下さい。(と、妙な締め)