こういった紳士靴の雑誌は最近比較的良く見かける。最高級靴読本なんかがその筆頭だろう。だが、悲しいかな、その手の雑誌は表紙のデザインがゴテゴテしていてダサい。仮にもファッション誌の類に入るであろう本が格好悪いってのは致命的だと思うのだがどうだろう?
その点、このPENは分かっている。まず表紙を見ただけでワクワクさせられるじゃないの。この時点で最高級靴読本には勝っているが、欲を言えば完全保存版の文字も要らないよね。まぁ、売れてなんぼだからこれくらいは仕方ないんだろうなぁ。
ファッション誌を見るのは好きだが、買ってまで見ようとはあまり思わない。だけど靴の本は買うことがよくある。お洒落に興味を持ち始めたきっかけが靴だから、どうしても靴に反応してしまうんだよね。
ちなみにこの本に載っている靴は、それはそれはお高い靴なので、普通の人の感覚ではおいそれと買えるようなものじゃない。それでもこういう本を読んで目を肥やすってのは大事だと思うんだ。センスっていうのは磨かれるものだと信じているから、日頃からどれだけ良い物を目にするかっていうのは課題だよね。オレが美術館に足を運ぶのにはそういった理由もあるんだよ。
そんなわけでこのPENの特集号は靴好きはもちろんのこと、ファッションに興味のある人なら絶対に買いだ。これだけの内容で630円ってのも嬉しいじゃないの。
「お洒落は足元から」なんていう言葉もあるし、今一度足元からお洒落を見直すのも良いじゃないのって話(´∀`)
Pen (ペン) 2012年 10/15号 [雑誌] 阪急コミュニケーションズ 2012-10-01 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る |