通電確認のみのジャンク扱いだったので格安だったのだが、なにか匂うと思い落札したら案の定完動品だった。ランプ時間も300時間弱というおまけ付き。まぁ、ランプ時間はあくまで目安なので参考にしかならないが。
すでに一台あるのになぜもう一台かと言うと、今回購入したプロジェクターの方が性能が良いからに他ならない。
以前から所有しているのがEPSONのELP05500で、今回購入したのが同じくEPSONのELP7250。型番を見るだけでも上位機種であろうことが伺えるのだが、最大の違いは入力端子にある。
ELP5500がS端子までだったの対し、ELP7250はコンポーネント端子をカバーしている。コンポーネント端子と言うと聞きなれないが、広義にはD端子と同じである。こっちは少しは聞き覚えがあるだろう。
基本的に同じ構造のため当然ながらD端子⇔コンポーネント端子の変換ケーブルも各社から数多く発売されている。
映像端子で現在最上位に位置するのはHDMI端子で、コンポーネント&D端子はその次に位置する。しかしHDMIの恩恵を最大限に受けようと思うとなかなかに敷居が高く、ただ単に入力と出力をHDMIで繋げばそれでOKという話でもない。
HDMIは現在一般で使われる映像信号で最高の1080p(1125p)を送ることが出来る。コレは巷でよく言われるフル・ハイビジョンに相当するものだ。しかし実際にはブルーレイの映画と一部のゲームくらいしか1080pで出力していない。デジタル放送は最高でも1080i(1125i)での放送となり、これはD端子に換算するとD3相当になる。
つまりHDMIの真価が発揮できる舞台が少ない現在の状況では、あくまでオレ個人の見解としてはD端子でも十分だと言うことだ。
いやぁ、長くなってしまったが単純にコンポーネント端子付きのプロジェクターを手に入れて嬉しいってだけなんだけどね。
嬉しいついでに、ここまで読んでくれた人に一つ良い情報を提供するとしよう。
オレがこういった話を友達とすると、みんなが端子について無関心なことに驚く。D端子以上を持つレコーダーと薄型テレビを持ちながらS端子接続、ひどいものになるとコンポジット端子(黄色い映像端子)で接続している始末。
もし自分の家のテレビと接続してあるDVDプレーヤー、もしくはレコーダー(ビデオデッキでも可)を見て、映像端子が黄色い線で繋がっていたら今すぐその線をゴミ箱に捨てるべきだろう。DVDプレーヤー、レコーダーならD端子、テレビなら最低でもS端子、運がよければD端子が付いているはずだ。その二つの機器を可能な限り高品位な端子で繋いであげよう。S端子からD端子への乗り換えの場合その差は少なく、人によっては違いを感じないかも知れないが、コンポジット端子からS端子、もしくはD端子に乗り換えた場合には劇的な変化が現れることを約束する。
もしテレビにもレコーダー側にもHDMI端子があるのなら、迷わずHDMIで繋ぐと良いだろう。さっきはD端子で十分と言ったが、理論上ではHDMIが良いことに変わりは無いし、最近ではアップスケーリング機能と呼ばれる1080p以下の映像を擬似的に1080pまで引き上げるものもある。
D端子で十分だからと言ってHDMIを否定することはない。オレだってHDMI付きの映像機器を持っていたら間違いなくそっちで繋ぐしね(´Д`)
いやはや、端子の話になるとつい熱くなってしまうねぇ。端子一つで良い映像が見れるんだからやってみない手はないってわけだよ、ワトソン君。と言うわけで、今回はプロジェクターの話から映像端子の話、次回はさらに一歩進んで音声端子の話をしようかって話(・∀・)
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