ブログを移行してから初めての投稿。
まぁ場所が変わっただけで書くことは変わらないのだけれどさ、しばらくはマンション関連の話を書こうかと思う。
今回はマンションリフォームにおける対面キッチン化の話。
オレたち夫婦が購入したのは築40年の中古マンション。専有面積は80㎡弱と夫婦二人暮らしでは十分な広さ。
ダイニングキッチンは約3,640✕7,280の16畳。短手に壁付けキッチンがあるというのが初期の状態だ。このキッチンについては内覧した直後には対面キッチンにするプランを立てていた。
キッチンを対面化するにあたって問題となるのは給排水と排気ダクトの経路だ。
幸い排気ダクトは元々天井裏から降りていたため問題ない。これが壁から出ているタイプだと厄介だ。場合によっては排気ダクトを隠すために新しいレンジフードまでボックスを造作しなければならない。もしくはあえて露出にしてオシャレに見せるかだね。
オレたちの場合は給排水に問題があった。フローリングの下が直接スラブになっていて排水管が埋まっていたのだ。
この場合どうするかというと2つの方法が考えられる。一つはスラブを斫って新たに給排水経路を作るか、もしくは床上に給排水経路を作りその上にステージのような小上がりを造作するかだ。
マンションの場合は規約にもよると思うが、基本的にコンクリートを破壊する行為はNG。部屋の中にあっても共用部分というのが基本的な考えだからね。
というわけでもちろんステージ案を採用。
ステージは間柱と根太で骨組みを作り、そこに12mmの合板を2枚重ねた。そこに2.5mmのフロアタイルを貼ったので105mm+12mm+12mmで床から129mm上がる計算だ。排水位置は直線距離で2,000mm弱移動した。最低限の勾配を取ってギリギリの高さで抑えた結果がこの数字になったってわけ。
こうしてステージが出来てフロアタイルを貼ればあとはキッチンを設置するだけ。
ステージの幅はキッチンより30mmほど大きく寸法をとってある。これにはステージの角にアルミのアングル見切りを入れるというのと、少し段差が出来て見た目がカッコ良いという2つの理由がある。キッチリと面を合わせてやるってのがリフォームの基本なのだろうけどね。
キッチンはハウステックのワイドカウンターで幅2,450mm、奥行き970mm、高さ850mmを選択。
天板はステンレスでパネルカラーはモードグレイ。キッチンパネルはマグネットパネルを採用。モードグレイとマグネットパネルはハウステックの新商品で、去年の10月くらいから出たのじゃなかろうか?
その時はすでに別のパネル色とキッチンパネルを選んでいたのだが、この新商品の情報を得たと同時に担当に電話して変更してもらった。それくらいこのモードグレイとマグネットパネルは素晴らしいね。
中古マンションを購入して壁付けから対面キッチンにしたいと思っていて、床下に給排水の経路を取れないっていう人がいれば、是非この記事を参考にしてみてくれって話。
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