さよならteacup

クソ仕様の動画配信サービス

先日何か面白いものがないかとアプライドに行ったら、入口付近で興味をそそる物を見つけた。「U-NEXT」という動画配信サービスだ。U-NEXTという名前からしてUSENが母体だと思うのだが、GyaO!もUSENだよねぇ。その辺りはどうなってるのかね?



先月Huluを契約してからこの手の動画配信サービスを見ると反応してしまうのだが、このU-NEXTはどうだろう?月額1,990円はHuluの倍だが、配信数60,000万本以上とかなりのスケールだ。その上最新作まであるってんだからやるじゃないの!

対応デバイスはPC、Mac、iPhone、AndroidとHuluとほぼ同じ。例によってAndroidは対応デバイスに限りがあるが、まぁこれは仕方がないだろう。そんな感じで中々良いんじゃないのと思っていたが、調べてみるとそうではないことが分かってくる。

まず初期登録料が2,340円かかり、プログラムガイドが月額350円かかる。プログラムガイドはオプションだが、この時点で怪しい香りが臭ってくる。

そして月額1,990円で見放題なのだが、これには対象外の作品があることが判明。もちろん最新作は対象外だ。最新作は有料でPPVという形で配信されている。PPVを観るには1ポイント=1円換算のPPVポイントがクレジット決済で引き落とされる。PPV番組は315円と420円が多く、最新作は大抵420円のようだ。ただ、月額の1,990円の中に630PPVポイントが含まれているので、最低でも1本は最新作を観られる計算だ。

と言うか、この時点でクソみたいな仕様だということが分かる。普通に円で表示すればよいのをPPVポイントと称したり、最新作は420円が軸なのに630円分のポイント付加などいちいちムカツク。

さらに最新作だけなら話は分かるが、「ハリーポッター」「ロード・オブ・ザ・リング」などかなり古い作品もPPV対象作品だったりする。しかも公式HPから値段を見ようとしても見られないらしい。どうやらログイン必須のようだ。ログインするには登録しなければならないし、登録するってことは月額料金が発生するってわけだ。

16日間の無料トライアルがあるが、解約し忘れての料金徴収を目論んでいるのは明かだ。このシステム自体はどの動画配信サービスでもやっているものなのでそれ自体は良いとしても、U-NEXTが悪質なのは会員登録しなければPPV料金を確認出来ないところだ。控えめに言って虫酸が走るってところだね。

Huluの980円と比べると高いが、月額1,980円は相場からしたら適正価格と言えるし、最新作の420円も比較的良心的と言える価格だろう。しかし端々に見られるせこい所業がせっかくのサービスを台無しにしている。トップページ画像のスライドするスピードが早いのも目がチカチカして苛つく。

Huluは安いが古い作品が中心で万人向けとは言えないが、他にも動画配信サービスはたくさんある。何もこんなクソ仕様のU-NEXTに加入する必要は一切無いだろう。このままじゃ動画配信もiTunesKindleのように海外勢に駆逐されるぞ。というか、もう既に遅いか……

そんなわけでどうしようもないU-NEXTだが、それでも契約してるよって人がいたら是非その魅力を教えてくれって話ヽ(*´Д`)ノ

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