第15ステージは1級山岳の山頂ゴール。ここでこれから総合争いに生き残れる選手がふるいにかけられる。
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レース展開は予想通り逃げが先行。逃げもよくがんばったが残り7㎞を切った時点集団に吸収。そして残り6㎞を通過したところでコンタドールがアタック!!すかさずアンディ・シュレックが後を追うがコンタドールのスピードについて行けない。ランスは集団から動かない。コンタドール>>アンディ>ランスという構図が出来上がる。
その後もコンタドールが独走。みるみるアンディとの差が広がりその差は40秒。さらに20秒ほど遅れてグループ・ランス。
3㎞を切った時点で追走集団のグループ・ランスからウィギンスが飛び出す。これにフランク・シュレック、サストレらが反応するが、なんとランスがついていけない!!コンタドールのアタックに反応しなかったのは後続を押さえるための動きかと思ったが、アンディを逃がしたことと併せて考えるとついて行けなかったと考えるのが妥当か。
コンタドールはそのまま一位でフィニッシュ。圧巻の走りで見事ステージ優勝。アンディはその後差をキープして43秒遅れでゴール。ウィギンス、フランク、サストレが1分08秒遅れ、その後にランスをアシストし続けたクレーデンが1分29秒遅れでゴール。ランスはクレーデンから遅れること6秒、1分35秒遅れでゴール。ブランクがあるとは言え、当時のランスの姿を知っているだけにこれはちょっとショックだねぇ。
前日までマイヨ・ジョーヌを保持していたノチェンティーニは予想通り遅れたので、総合で6秒差につけていたコンタドールがここでマイヨ・ジョーヌを獲得。そして2位には1分37秒遅れでランス……ん!?なんだ、ランスはまだ総合2位じゃないの。なんだかんだで全然すごいじゃん。ただコンタドールが今日の走りを維持するとなると逆転は厳しいだろうなぁ。まぁ、そもそもアスタナはコンタドールをエースと名言してるんだから問題ないんだけどさ。
明日は休息日で、明後日の第16ステージからは厳しい山岳ステージが続く。コンタドールはまだまだ勝ちに行くと宣言しているが、果たして思惑通りにいくのだろうか?それともランスが復活してまさかの大逆転を演じてくれるか?どちらにしろアスタナの真のエースが誰かハッキリとするだろう。こりゃ、休息日明けも目が離せないってばよ(・∀・)