村の鍛冶屋

今日は　寒かったですね。

さて　理系だから・・・というわけでもないのだろうが
からくり人形とか　ロボットなどを見ると　健気でその仕組みに萌える。

前に勤めていた会社で　新入社員の研修がほぼ1年近くあった。
そのうち3か月は　2交代勤務の工場での実習であった。

私が勤めていた会社で扱うものの中では　かなり重たい製品を作っていた工場なのに
なぜか同期の技術者女性3人がそこに配属された。

他の二人は華奢だったからか　
「女の子が重いものを持つと大変だからさ・・・」
とか言われ　検査工程などに回されていたが　
なぜだか　私は　男性でもムキムキになれそうな
工程をしっかりまかされていた。
差別だ・・・いや　区別なのか・・・TT

そんな工場で　私が超萌えたのが　
ムキムキな男性ではなく
女っぷりのいい先輩でもなく
ひたすら鉄板を運ぶロボットであった。

その工場のしょっぱな　２ｍ四方厚さ２ｍｍ程度の鉄板を裁断するという工程があった。
1枚運ぶのも人間だと結構疲れる　その鉄板100枚程度ずつを　
そのロボットは　搬入口から　自動裁断工程まで運ぶ。

ロボットは決まった経路を動くのだが
そういう仕事柄　結構幅も重量もあったので　危ないから
そのロボットは　「村の鍛冶屋」を流しながら動いていた。

オルゴール調の村の鍛冶屋。
「しばしも休まず　槌打つ響き～♪」
というメロディである。

すご～く楽しそうに　働いていた。
休憩時間は　トイレに行きがてら　その姿を見るのが楽しみだった。
動いていないときは　・・・・と脱力したものである。


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