TBS「サンデーモーニング」6月21日、
「風をよむ」のコーナーでの、ペンシルベニア大非常勤講師でピースボート共同代表を務める畠山澄子氏の発言;
「私は船で世界を回って被爆証言を届けるという活動をずっとしていて、サーロー節子さんとも一緒に回ったことがあるんですね」
「今回の広島開催のサミット、被爆者のみなさん本当に期待していたんです。被爆の実相を見れば、何か血の通った言葉が最終成果文書に入るんじゃないかと」
「ふたを開けたら核兵器廃絶という言葉もない、核兵器禁止条約という言葉もない、被害者援助の話もない。これまでのものと何も変わらないんですよ」
「中国、ロシアを責めるのもいいですけど、G7諸国は核軍縮にもきちんと取り組んでいるのかと被爆者の方は怒っているんですね」
(声をつまらせながら)
「被爆者の方は『でも、諦めない』とおっしゃっていた。だから私も諦めない」
岸田首相はサミット終了後の発言で「核兵器のない世界という理想に向けた基礎を確保し、核軍縮に向けた国際社会の機運をいま一度高めることができた」と成果を誇示していたが、何とも空々しいこと・・・。
日経の最新調査では、岸田政権の支持率が50%を超えたとか。
畠山さんの発言が一そう胸に響きます。
・オーストラリアで去年、労働党政権が生まれた結果、ようやくクアッドへの消極性が見え始めました。そして、中国への接近が急です。これらは、韓国の前政権の動きのような・・・。
・ブラジル左派政権の動きと、トルコ大統領選挙結果・今後なども楽しみです。エルドアンはアメリカに抵抗して、ウクライナ仲裁のためにいろいろやって来たから。
・そのウクライナですが、案外情勢が急になっている? 不思議な不思議な、「5月反転攻勢」喧伝はどうやら強がりというか、戦意高揚のため? バフムート(決戦)はもう陥落していて、これを止められなかった。だからこそ、ワグネルが退いて正規軍に替わり、地雷撤去も始まったようです。一刻も早く停戦になるためには、今はウクライナが負けた方が良い。ドイツも、既に決定した戦車譲渡をまだ渋っているようです。アメリカのように戦争を煽りたくないのでしょう。
・フランスの対中接近は本物と見ます。商売のみ値を選んだようだ。
こうして、アメリカの世界影響力は、債務上限問題とともに急落しつつあると思います。
以上は今の僕の「総合判断」ですが、とにかく対米従属日本の今は悲惨になっていくばかり。
ウクライナ戦争ですがウクライナ戦争ですが