日本は民主主義の国だろうか?

日ごろ感じる不条理を書き綴ります。

ロシアの報道統制、日本は?

2022-05-04 16:21:32 | 政治
ロシア国内でプーチン大統領の支持率は80%を超えているそうです(民間の世論調査機関「レバダセンター」による、NHK4月初めの報道)。理由は報道統制が厳しく、政府の都合のいいことしか流されず、国民は侵略の実態をよく知らないからでとはないかということです。
報道規制の厳しさは隣国の中国もといわれていますが、日本はどうだろうか?
第二次安倍政権の始まった2012年から、報道機関への締付が顕著となり、今や報道側の自主規制による政権への忖度報道が国中に溢れています。
国境なき記者団(RWB;Reporters Without Borders)による2022年の調査(世界180の国と地域が対象)では71位。GG7(仏、米、英、独、日、伊、加、欧州連合/EU)に遠く及ばず、お隣の韓国43位の後塵を配しています。日本は「民主主義国」というものの、国民は公平な報道に接していないわけです。
プーチンが報道を規制して自分の都合のいいニュースばかりを流しているといいますが、米国の前大統領トランプも自分を批判する記者を排除していたことは周知の通りです。注目すべきは、日本の安倍前首相がこの二人と親しい仲だと自慢していたことです。自分の意に沿わない者は寄せ付けない、同じ基準の持ち主だというわけです。
恐るべきことは、その安倍氏が今なお自民党の主流として力をもち、日本の右傾化を促し「戦争する国」へ導こうとしていることです。彼の支持を受けた現岸田首相はそれ継承しています。質が悪いのは「ソフトムード」を装いながら悪だくみを進めていることです。そして、これらの政治家を選出しているのは我々国民なのです。
第二次世界大戦で日本はアジアで2000万人に及ぶ死者と惨害をもたらしました。当時の国家の主権は天皇にあり、戦争を推進した責任は取巻きの軍人達にあったといいますが、現在の日本の主権者は国民です。有事となり犠牲者が出れば、その責任は我々に帰することになります。
 
政府に忖度した報道が横行する日本。「戦争をする国」へ、もはやイエローカード寸前と感じるのは私だけの杞憂でしょうか!・・・そうであれば幸いと思うのですが。


コメントを投稿