難しい！！臓器移植法問題

１９９４年、コッポラ総指揮フランケンシュタインを観た
だろうか？！　
幼いころに母を亡くした、主人公ヴィクター・フランケンシュタイン
命の儚さを憂い、永遠の命の創造を誓う。　科学的な生命創造を
追及して医学会では異端視されている教授のもとで研究をすること
になる主人公。　
コレラ患者だった、片足の男（ロバートデ二ーロ）に教授が
殺されてしまう。　
主人公ヴィクター・フランケンシュタインは教授の研究した
ノートをもとに、絞首刑にされた片足の男の遺体と教授の
脳、他の遺体を継ぎ合わせ、創造人間を誕生させてしまう。　

創造人間は外見が醜いところがポイントだ。　
この映画、原作を含め、継接ぎ人間だから醜い？！　
醜さ故に、迫害されることとなり、自己の存在への疑問と
ともに創造者である、主人公ヴィクター・フランケンシュタイン
を恨むようになる。　
創造人間は主人公ヴィクター・フランケンシュタインに人前に
でない代わりに、自分の伴侶（女性）を創造するよう求める。　
創造人間に人類が脅かされることを危惧し、拒絶するが、
女性の創造人間も誕生させてしまう。　　
創造人間が産む新たな命は？！　

創造人間であるならば、死はないのか？！　
ダメなところをまた取り換えれば、生き続けられることも可能だ。　

この物語では醜い創造人間だけど。　それが完璧に美しい
人間を創っていたら？！どうだろうか？！　
醜くなければ、人前にでても迫害を受けない？！　
ならば、人間の欲を達成させる為に、本来、死を迎える
人間がまた、生を受けることになる。　
生を諦めなくてよい世の中になることとなる。　
それは、どうだろうか？！　
自分の体ではなく、他人のパーツをもらえれば生きられる
世の中は、幸せな世の中となるか？！　

だが、もしそれが親類や身近な人が、移植さえできれば
生きていられるとなれば？！　移植を否定できるか？！　
愛してる、好きな人たちにはいつまでもいてもらいたい。　
それが心情だ。　
だからこの問題は、はっきりどれが正しか？！　
賛成？！反対？！で決められない問題なのです。　

自分は、自分の体で生を全うできなければ生を諦める
つもりでいるが。。。。　
諦めなくてもよい世の中になると。。。
やっぱり人間は欲が出てくるものだから。。。　
難しいね、この問題。