道頓堀は多分変わった

都会は苦手だと自分では思っていた
人の多さに酔ってしまうのである

何年かぶりに行った大阪の中心地のひとつ
ミナミ

何が南で、何が北か　分からない頃

大阪の都会と言えば
心斎橋で
そこの大丸へ祖母に連れて行ってもらった記憶
が微かに蘇る

祖母はスイカとかき氷が好きだったし
南蛮うどんか何かを食べたような
ぜんざいも食べたかな
赤いカーデガンを買ってもらったような
そんなうっすらとした記憶だ

もう５０年近くも前だったのか　と唖然とする

難波は父が電車を乗り換えた駅で
そこの高島屋も有名である
南海電車が走っている
黒門市場も近いんだろうか、よくわからない

それで
私はどういうわけか「ミナミの帝王」という
昔のテレビ番組をつい見てしまうのだ

どちらかと言えば下品でやくざ者が出てくるヤツ

それが面白い

そこに出てくる風景は
道頓堀の橋だったり
かに道楽やグリコの看板だったりして

そこの現地に行くと
あ、ここだっ　と思ってしまう

その地は　今や
あらゆるところに外国人があふれていた

中国語がバンバン飛び交い
免税は当たり前
同じ系列のドラッグストアが何軒も林立する

店前に並ぶ列は、日本人というのではなくて
東洋系の外国人
どこかのネットに出ているんだろうか

どうしてここに並ぶの？という店に並んでいる

ドラッグストアの店員も　中国語で話しかけるのは当たり前
って感じで

もう　なんだか変わってしまった

日本人はもっとスマートな所に行くんじゃないかな
ここには集まっていない気さえする

外国人に占領された街　って
賑やかなのに
何だか味気なくて、少し寂しい気がするのは私だけだろうか

失われつある能力

ともかく心配で心配でじっとしておられない

どうなるのだろうか
私を雇ってくれるところって
現れるのだろうか
今さら…

でも決めたいのである
どこかに、
絶対

昨日はメガネを失くした

遠近両用のヤツ

５万円くらいして
気に入っていた

それが　ケースだけあって
中身がないのである

今までだって
失いものをいくつしたかわからない

その度に駅に聞く
交番に行く

今回メガネを失くしたのは
ちょっとイタイ

このメガネが出て来なければ

何だか
今回の転職話も上手く行かない気がするんだ

あ～あ
来週の結果が　恐いけど
早く来てほしい

自分のポジションが決まれば
あとは努力するのみだから

今は浮足立っていて
とても努力する気にならない

ともすれば
自暴自棄になってくる