ドラッグストアに勤めていた頃、たぶん５回程度はした失敗
５千円札と万札の取り違え。
忙しい店ではあったのだが、私ほどこの重大ミスを繰り返した人間は皆無だったと思う
その分そっと自分の財布から補っておきたいと何度切望したことか…
その方がよほど楽である
大手では自動レジの時代になり、そのミスをおこす心配はなくなったのだが。
現在の職場では真逆の全てが手打ちのレジだ
しかし、来店数が少なすぎる 薄利多売の真逆を行く
だから客を捌くためにレジを早く済まそうと必死にならなくとも良い
そのために落ち着いて処理をすれば良いのだが
とうとうやってしまった
クレジットとポイント併用のお客様のレジ打ちが慣れず複雑すぎて失敗したのである
損害額は またしても悪夢の５０００円
やっぱり ここでもダメか…
滅多にないことと一度なら許されたとしても、今度同じことをやったら と
落ち込まずにはいられない
しかし 奇跡が起きた
私が帰宅した後、お客さまが再来店されて無事に会計が出来たと連絡が来た
「これで 安心して眠れます」と返信してしまったのが夜半
ああ。また 嫌われてしまうかも知れないな ってふと思う
そう、考えても仕方のないことを私は考えてしまうのだ
考えたって仕方がない。まさにその通り
考えたって仕方のないことに 昔のろくでもない思い出がある
選んだ話題で父の話をした
頭の多毛で困った話題。父は髪の毛をいじる私に「もう坊主にしてしまえ」なんて言ってたんです
それから色々と思い出してしまった
そういえば 父は私を殴りつけたことが何度かあったのだ
父も母もそれが愛情だと信じている風だった
私の方には憎しみだけが残った
私が憎らしいことばかり言うからだ、と母は言っていた
どんなことを言ったんだろうか、父を私は思いっきり傷つけたんだろうとは思う
何を言ったのか思い出せない私にも確かに原因があるのだろう
それでもやっぱり不器用な父がいけなかったと思っている
何か他人に迷惑をかけた訳でもなし、社会的にいけないことをした訳でもない
私はきっとある意味で間違ったことを言った訳ではなかったんだろう、と今でも考えている
父が正しいとはずっと思えなかった だから謝る気にもならなかった
むしろ亡くなる前に「悪かったなぁ」とひとこと言ってほしいくらいに考えていた
完全わがまま親不孝な娘である
父は父で私が成長すれば、自分の主張したことが正しかったと娘が反省するだろう
くらいに思っていたのかも知れない ほとんど伝わってない
ただ、勉強すれば良かった、それは正しい
父の稼いだお金で私は生かされていた おかげさまとか感謝とか そんな意識が全く疎かった これは確かに私が悪い
可能な限り怠けて 上手くいかないことは全て親の育て方や他のせいにして
他を恨むことで 自分の問題から逃げて
自分で努力も成長もしない私は確かに間違っていたのだろう
だけどそれを力で押さえつけるなんてなぁ とやっぱり思う
ふと思い出したことは そんなこと
明日はめぐる
夜中に考えることなんてろくなことはない
考えても仕方のない有害なことばかりである
結局新しいパートに就いてしまった
昼間だけ週２だし、調剤ないし、薬剤師としてでもないし、いちおう経験あるし
と考えていたのだが やっぱり甘かった
仕事の翌日はどっと疲れる 暑さがこたえる
新しいことを覚えるのは 楽しい面もあるがストレスでもある
加えて想定外の膝痛が。
時間もあり、運動もしようと 長距離歩いていたのが良くなかったらしい
しゃがむと痛みが来る。歩く前に不安を覚えて診てもらうと 関節が変形してしまっていた
こうなれば人工関節を入れるタイミングを遅くする、くらいしか手立てはありません って。
筋肉をつけてください と。加えて体重を落とすことですよね、とこちらから言ってみると 無言の同意。
筋肉をつけて、膝に負担のかからないようって？どうするのん？
ドクターにもらった用紙には運動方法の図解アリ。
頑張ってやったら、今度は腰に来た
あくる日 何とか仕事に行ったが ダメである
早引きしてイイよ と優しく言ってもらった
体操がたたったのか、今度はぎっくり腰状態になってしまった
初めて整骨院の扉をたたいた
当初は軽く考えていたのだが、ああ これで長距離歩く楽しみも無くなった
と思うとガックリである
整骨院のトレーニングに通うとなると、これも時間が取られるし。
折しも色々あった母の介護は、これを口実にある程度 おサボり可能になったとしても
楽しみにしていたことが半減した感がぬぐえない
ラッキーなこともたくさんあるけれど、この膝トラブルに関しては 予想外。
不安の種となってしまった
欲張り過ぎたのかも。
