興味津々

日々思ったことを綴ります

60半ば女が深夜自転車跳ばす理由

2024年06月25日 | 65歳未満
夢中でアプリゲーム繰り返している間は、きっと心地よいアドレナリンが出ているのだろう。後もう一回、と深夜になっても抜けられず 結果必然的に眠れなくなる。中学の頃から全く進歩なし。嫌いな勉強やら「しなくてはならないこと」から逃げるための常套手段だ。
合間にカメラに映る実家を見守る。
深夜12時になっても大音量2台のテレビ、煌々と電灯を点けっばなしで 当の本人である母は隣室の暗いベッド付近で消えたまま。にわかに心配になり、超非常識な時刻に電話をかける。留守電に大声で怒鳴る。
テレビ点いてるよ!もう寝てるの?!
ぼんやり映る布団動かず。

ええっ もしかして布団に入る前にまた転ぶ等して立ち上がれなくなったのか。息が無くなってたら、、、
施設入居準備も何もかもまた全て水の泡じゃん!!
今日母と銀行でやっと施設に振り込んだ大金はどうなるんだっ??ってそういう問題ではないか。
ともかくも今このタイミングで息を引き取るなんて最悪すぎるパターンだ、否 生きてる方がむしろ苦しいのか、何としても僅かでも良いから希望を掴んでから死んで欲しいよっ

などぐるぐる頭を廻らせる。
風呂上がりのパジャマズボンを履き替えて、財布に鍵に携帯にマスク、カバン、と持ち物を集めてくる

既に眠る夫に行ってくるわ!、と声をかける
寝てはるん違う?とのんきそうに答えている
このいつもの「呑気」に私は何度も救われた
しかし 見に行かないで私は眠れるはずはない
夫は平気で続きに寝るんだろうけど
当然のようにいつものように玄関まで見送ってくれる訳もなく仕方なくヘルメットを被り鍵をポケットに入れ直して自転車を繰り出した。

我が家のほん近くにはありがたいことに24時間オープンのドラッグストアもスーパーもある。前の大通りには車も走るしランニングしてる人もいる。人の姿はさすがに稀だ。
人通り皆無の暗い小道を抜けながら、改めて自分が60半ばの婆さんだったことを思い出す。はぁ、この歳になっても母を思う時には10代の子どもとほとんど変わらないんだ 全然成長してない 滑稽な感覚に包まれる。

到着し鍵を探る。こうやって両家の鍵を探り携帯を探す、何度もの繰り返し。これがめちゃ厄介なのだ。それに加えてメガネがないと細かいものが見えない、マスク、ヘルメット、上着 雨なら傘 財布、クレジットカード、無くすと困るものばかりだ これだけでイライラする。もどかしい。

急ぎ家に入ると、大音量。二重のテレビはじゃかましい。
クーラーのドライもつけっぱなし。電灯煌々。
夕方帰る時 消しといて、と言うから 暑いから点けとくよ、寝る時消して、と言い返した。やっぱり。ことごとく私の言うことはきいてくれない、指示しようとする。指示の言葉に過敏になってこちらもいちいちに腹が立つ。

果たして母はベッドで寝息を立てていた。
私に気付くと寝ぼけた枯れ声で あ、ごめん とかもちゃもちゃ言ってまた寝入ってしまった。
ああ 良かった 
よほど疲れたのか深く眠ってくれてる

そんなこんなで 私の方は帰宅後も足がムズムズしたり痒かったりで起きたり寝たりゲームに戻ったりで またもや良く眠ることが出来ないまま 翌朝パートに向かわなければならなかった。
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