物欲 日記

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車はガンダムである!

2024年08月04日 22時42分14秒 | エッセイ風

車はガンダムである!
 
このタイトルの文言で検索しても、出てくるのは「ガンダムっぽいクルマ」が多いので、本稿の趣旨はオリジナルだろうと思いつつ。(見出し画像は本文中の車とは無関係です)
 
私は車が好きで、免許を取って最初に買ったのが サバンナRX‐7(FC3S) というマツダのスポーツカーだった。初心者が贅沢(あるいは危険)と思われるかもしれないが既に 30 過ぎていたので許してほしい。その後、結婚を機に足回りが柔らかく 4 人乗れて荷物も積めるファミリアのアスティナに変えたが、周りの車の自分の車に対する反応の変化に違和感を覚えた。運転手(運転の作法も)は同じなのに、アスティナだと割り込みとか追い越しとかで雑な扱いをされる機会が増えることを経験をした。
 
話は変わる。平素、車を運転していて、前方の障害物というかスムーズな交通の流れを妨げるような車や何かにイライラすることがないだろうか。私は、正直に言って、たまにある。あまりに迷惑なときは、ダッシュボード右下にあるカバーを開き、赤い色のプッシュスイッチを押す。するとミサイルが発射され、障害物を破壊して排除することができる。この話を親友にしたら、彼の友人も全く同じことを言っていたそうだ。みな?考えることは同じか。

最近、YouTube でドラレコ映像を集めたコンテンツを見ることが多い。最初は興味半分だったが、同じような危険運転がいろんな車種、場所、時間で繰り返し行われる状況を見て、自分がその被害者になる可能性がゼロではないことに怖くなってきた。しかも、それらの危ない運転をしている車は高性能車、頑丈な車に限ったことではなく、意外と軽自動車も多い。衝突性能が高くないのに、なぜ~?

などなど考えていたら、これはどうも車を運転するってことはモビルスーツに乗るってことと同じではないか?と思えてきた。見た目のいかつさ、実装される武器の数々、人間の力をはるかに超える動力性能。例え軽自動車でも、走行時の運動エネルギーはオリンピック選手よりもはるかに大きい。なので、日ごろ徒歩では人を追い抜くことがない老人でも、右足にちょっと力を入れるだけで黄色い線をまたいで反対車線から信号無視走りができてしまうのである。あるいはまた、日ごろは混雑した道を普通に歩けるヤカラでも、運転中に気に障る周囲の車があると、血が上っていわゆるあおり行為で威嚇をしてしまうのである。これも自分の腕力や体力ではなく車の動力性能があってこそだ。
 
そう、車はガンダムなのだ!生身の人間ではできないような、違法な走行や、対物対人の破壊殺傷行為が簡単にできてしまう。それも、あなた自身の、いわれのない怒りや法令無視を無視した身勝手な欲求があればこそだ。したがって、車を運転するときは交通法令やマナーを守るだけではなく、自分はガンダムを操縦しているのだという意識を常に持っていないと大変なことになってしまう。
 
このような説に対して「車を運転すると性格が変わる人いるよねー」という声が聞こえてきそうだ。実際私の知り合いにも、日ごろ温厚なのに車の運転が荒いと言われている方がいた。表現としては間違っていないと思う。しかし、本質的な説明ではない。「車を運転すると人間の本性が出るよねー」がより正確な表現ではなかろうか。人の性格って、車に乗ろうが乗るまいが、変わりようがないよね。つまり、前出の知り合いは、実はやさしそうに見えて、何かのきっかけでキレやすい人だった・・(実話です(^-^;)。
 
グダグダ書いてきたが、これらのことは運転者としての私自身にも無関係とは言い切れないので(にんげんだもの)、自戒の念を込めてしたためてみた。もちろん、これまで同様、私のガンダム(バルキリーかも)で安全運転を励行するのだ。
 
ご参考 他にも多数ある
https://www.youtube.com/@AYATOSALON/videos
https://www.youtube.com/@nippon_81/videos
 
 



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