頭花火(あたまはなび)
頭花火って、ナニ? 冒頭の図の通り、で終わり。というわけにもいかないので、若干解説。師走に花火って何よ?という向きもあろうが、ご勘弁ください。
いつ頃かはっきりとは覚えていないが、1980 年代の夏、会社の先輩(独身男子)と二人で海水浴に行った。ナンパとかではなく、砂浜でビール飲んで、時々ジャブジャブして、まったりすることが目的。午後から行ったので暗くなるまでウダウダしていた。せっかくなので花火でもやるかと、近くの売店で買ってきた。ヤロウの花火なので、打ち上げ花火を手で持って発射するとか、激しく火花が出るやつをぐるぐる回すとか、楽しんでいた。
でも、今一つ盛り上がりに欠ける。そこでオイラは閃いた。そうだ、花火を頭につけて走り回るってのはどうだ!?持っていたタオルをねじり鉢巻きにして、頭とタオルの間に花火(火花が連続で出るやつ)を差し込む。そして花火に点火。火花が勢いよく上に向かって噴出。そして下に落ちてくる。アッチー!これを避けるためには火の粉が自分に落ちてこないように走り回るしかない。アッチー!と叫びながら、先輩の周りをぐるぐるぐるぐる。これが、とてつもなくおもろいのだ!もう、笑いが止まらん。頭を振ったり、走りが遅くなると容赦なく火の粉がかかり、アッチー!先輩も腹を抱えて笑っている。そんなことしてたら、いつの間にか同じ年代の女の子が二人「何やってるのー、うけるー(現代語に翻訳)」と紛れ込んできた。そして 4 人で花火を楽しんだのであった。
物語は唐突にココで終わる。花火がなくなって解散し、我々は家路についたのであった。相当後日、あのような場合は「汗かいたから冷たいものでも飲みにいかない?」みたいに誘えばよかったことに気が付いた。そんな発想が 1 ミリもない朴訥な青年たちであった。
それから約10年後、この頭花火を再演した。朴訥な青年も結婚しカミさんの実家に帰省したら、義両親、義兄弟夫婦、義甥っ子姪っ子たちで大夕食会。宴もたけなわ、庭で花火大会。そうだ、アレを披露しよう。酔いも手伝い、これまた大うけにうけた。子供はマネしないように。
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