武陽液化ガス社員のブログリレー

ガスのこと、ガス屋のこと、その他いろいろなこと。

小さな焚き火

2013-02-12 16:36:24 | 日記
こんにちは。武陽液化ガスです。


先週の新聞に載っていたハナマルキ株式会社の広告が
とっても温かかったので、ご紹介したいと思います


日曜日の夕方の人気番組「笑点」でおなじみの林家木久扇さん(通称キクちゃん)といえば
スベるのが当たり前、みたいなキャラですが
以前、別の番組で見た時は、師匠の話がすごく面白かったり、絵がうまかったり。
笑点とは違う顔を持っているようです。


そんな林家木久扇さんの文章です。

 


大人になっても、少年少女~大切にしたいあの風景~

 日本橋の久松町で雑貨の卸を営む家に生まれました。朝はいつも母のかつお節を削る音で目が覚め、味噌汁の香りと、炭でちょっとあぶった海苔の匂いに包まれました。夕食はお風呂の帰りに洋食屋、あるいは友人宅で遊んでいるうちに夕ごはんまでごちそうになるということも日常茶飯事。人形焼き屋、せんべい屋などの前を通ると、欠けたり割れたりしたものをくれるので、おやつにも不自由しなかった。地域全体が子どもを大事にしてくれる中、とてものびのびと育ちました。番頭さんにはよく映画に連れて行ってもらいました。祖母と浅草に芝居見物に行く際は、浜町から隅田川を船で向かったものです。市川右太衛門、片岡千恵蔵、長谷川一夫、大河内傳次郎など、時代劇の大スターたちは、まさに僕のヒーローでした。
 戦前の豊かな子ども時代、たくさんの人にかわいがられました。その後、戦争、疎開、両親の離婚、母との生活へと続くわけですが、どんなに貧しくても人にかわいがられた記憶は消えなくて、それは大人になってからもずっと小さな焚き火のように僕のどこかにくすぶって、かすかな灯をともしています。そして、さまざまな場面で僕をそっと励ましてくれるのです。



大人として親として、自分はどれだけのことができてるのかなと考えてしまいました。
そして、うちの息子たちの心にも、小さな焚き火ができてるといいなと思います。


たぶん…ない


A.Z
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