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狂気 / Dark Side of the Moon

2004年04月11日 00時45分49秒 | 音楽
 先日、RSS リーダーでニュース見出しの一覧を見ていたら、「妄想と戦う天才トランペッター」 というものがあって、気になって見てみた。

 All About Japan
 「心の病気と有名人VOL4 妄想と戦う天才トランペッター」

 ここで紹介されていた Tom Harrell さんというトランペット奏者の存在、また、「統合失調症」 というこころの病があることをはじめて知った。

 しかし。 それほどおどろきはしなかった。

 なぜなら、芸術という表現手段を選択される方々の多くが、多少なりとも、こころのはたらきに不調があったり、心的な傷を負っていたり、人並みならぬ 「なにか」 をもっているのではないか、という気がするから ... と言ったら、暴言になるだろうか?

 だって、尋常ではない、荒れ狂う海のような内的活動のはけ口として、歌ったり、奏でたり、描いたり、撮ったり、叫んだりしているのではないか ... と思ってしまうのだが。



 しかし、そういった作品に、こころを動かされたり、ひきつけられたりする人がいるというのは、いったいどういうことなのだろうか?

 多くの人が、まるで、月が満ち欠けするように、明るい部分と闇の部分を併せ持っているのだろうか?



 「あたしには関係ないわ ! 」 「あたしはまったくの正常よ ! 」 と、なんのまよいもなく、胸をはって言える人は、はたしてしあわせなのだろうか? あるいは、ふしあわせなのだろうか ... ?



 BGM:
 Pink Floyd “狂気 / Dark Side of the Moon”


 (revised 13 May, 2004) (CD ジャケット画像削除)
コメント (2)
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