Run, BLOG, Run

http://d.hatena.ne.jp/bluescat/

『iPod』のシャッフル再生で音楽の聴き方が変わる?

2004年04月27日 15時55分42秒 | 音楽
 hotwired より

 『 『iPod』 のシャッフル再生で音楽の聴き方が変わる』


 「音楽ファンの多くは、iPod を購入したり 『ウィンアンプ』 や 『iTunes』 (アイチューンズ) といったジュークボックス・ソフトをインストールしたりした直後の感想として、曲のランダムなシャッフル再生がいかに楽しいかを熱狂的に語っている。」

 「アルバムを最初から最後まで通して再生するといった、古臭くて堅苦しい聴き方をやめて、再生する曲を音楽プレーヤーに無作為に決めさせることが人気を集めている。 そうすることで、思いがけない取り合わせの曲が前後して再生され、それが往々にして面白い効果を生むのだという。」



 とのこと。

 機械まかせでランダムに再生したときの、新鮮なおどろき、というのは、わかる。 「あれ? この曲って、こういう感じだったっけ?」 と、その曲の別の一面を知ることもある、というのは事実。

 先日、パーマをあててもらった美容院で、「さっきもかかっていたような ... 」 という曲が流れていたので、美容師さんに訊いてみたところ、CD が五枚入る再生機で 「シャッフル」 させているのだ、と言われた。 曰く、「CD を入れ替えているひまがないので、シャッフル再生するようにしている。 そうすると、一日中同じ CD でも、あきない」 とのこと。 なるほどねえ。 こんなところでも、「シャッフル再生」 が有効活用されているのだ。

 しかし、引用元の記事にもあったが、



 「 「個人的には――といっても、多く頑固オヤジの気持ちを代弁していると自負しているが――オペラの全曲であれポップスのアルバムであれ、アーティストが決めた通りの曲順で音楽を聴くことは価値があると思う」 とケラリス教授は語る。」

 「 「時間的な順序は、作品が上演時間の中でいかにダイナミックに展開するかを決める重要な要素であり、芸術的効果の基礎となる大切なものだ。 ランダムなシャッフル再生は、それをむざむざトイレに流してしまうようなものだ」 」



 というのも、肯けるのである。

 すべてがそうだとは言えないと思うのだが、そもそも 「曲順」 とは、その作品を生み出した人が、もっとも効果的であろうと計算したものであったり、この順番で聴いてほしいと願ったものではないだろうか。 また、The Who の “Tommy” や、The Kinks の “Arthur” などの 「コンセプト・アルバム」 であれば、やはりその順番で聴かれることが望ましいのではないか。 なんて思ってしまう。

 なので、個人的には、まずは曲順どおりに聴きたい。 聴いて聴いて聴きまくって、あきたら、「シャッフル」 してみる、というくらいがいいかな、と思う。

 ふつうに一枚を通して聴かず、いきなり iPod に落として、いきなり 「シャッフル再生」 してしまう人もいるみたいだが ... 。 月に買う CD の量が半端ではない人だったりすると、家でじっくり聴いているひまなどないらしい。

 ちょっとまえに、ある人と、とあるミュージシャンの新譜について話し合っていたとき、私が、「あのアルバムの一曲目、いいよねえ」 と言ったら、「一曲目ってどういうのだっけ?」 と言われた、というウソみたいなホントのこともある ... 。

 利便性や斬新さなどに走ることで、なにかを失ってしまっては、もったいないような気がしてしまうので、私は、「聴き方」 のひとつの選択肢という程度にとどめておきたい。



 が、



 「最近では、デジタル・ジュークボックスのシャッフル再生でランダムに選ばれた25曲をブログで公表し、ランダムなシャッフル再生の楽しさを共有しようとするブロガーが増えている。」



 というのは、ちょっとおもしろそうなので、真似しちゃったりしてね。

 今朝の通勤時の五曲。 とか。

 毎日毎日記録していって、一日たりとも同じものが出てくることはないのだろう、と考えると、わくわくするような気もする。 じぶんの音楽嗜好を、機械的に、無作為に記事にしていく、というのは、新しい表現手段かも知れない。

 そのうち、『淡々とシャッフル再生を記録するよ』 なんて blog も出てくるのかな ... (もう既にある??)




 その他関連情報? :

 CNET Japan
 ・『iPodブームに便乗する有名ブランド--グッチやプラダから専用ケース』
 ・『「1000曲も入れば十分」--携帯音楽プレイヤーに関する米調査』



 BGM:
 The Kinks “Arthur - Or the Decline and Fall of the British Empire”



 (revised 13 May, 2004) (CD ジャケット画像削除)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Bagleワームの新亜種 ポエム付き

2004年04月27日 13時34分06秒 | 覚書
 CNET Japan より、

 『Bagleワームの新亜種見つかる--今度はポエムのおまけ付き』


 Netsky が猛威をふるったために、すっかり影がうすくなってしまった感のある Bagle ワームだが、しっかり 「Bagle.Z」 という最新亜種が登場しているもよう。


 「Bagle.Zのリリースは、BagleワームとNetSkyワームの作者らが続ける競争の最新の動きと見られている。」


 とあるように、どちらかが疲れ果てるか、根をあげるまで、堂々巡りの亜種作成が繰り返されるのか。

 しかし、その情熱、力量、競合を、もっと有効かつ有益なことに利用してみてはどうだろうか、と思うのだが ... 。


 しかも、表題にも書いたように、今回は詩が添付されていたというのだが ...





  "Unique people make unique things
  That things stay beyond the normal life and common understanding
  The problem is that people don't understand such wild things,
  Like a man did never understand the wild life."




 どうなのかしら?

 じぶんがウィルスを作りつづけることに対する言いわけにすぎないのでは ... 。 どうせ添付するなら、もっと気の利いた文句にしたら? と思ってしまったのだが ... 。

 そんなにじぶんの行為を正当化したいなら、これくらい言わなきゃ ... ?





 「常識に反してまで自分の立場をつらぬくためには、真に偉大な人間である必要がある」
 「と同時にばかである必要もね」

 『悪霊』 ― フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー (新潮社 / 江川卓 訳)




 ウィルスを作成することを推奨するわけじゃないけれど、どうせつくるのなら、「ああ、やられた!! でも、すごい!!!」 と思わず賞賛したくなるような、ゲイジュツ的なものを作っておみせよ。 なんてね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする