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[戯れ言] ぱっくんちょ!!

2004年05月07日 23時44分50秒 | 戯れ言
 「世の中に 絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」 (在原業平 - 『古今和歌集』 より)


 「世の中に 絶えてネットのなかりせば 人の心はのどけからまし」 (詠み人知らず)

  世の中にインターネットというものがなかったら、人の心はのどかであろうなあ ...
  (けれども、インターネットがなかったら、さみしくもなるのかなあ ... )





 「巷に雨の降るごとく
  わが心にも涙ふる。
  かくも心ににじみ入る
  このかなしみは何やらん?」
  (ポール・マリ・ヴェルレーヌ / 堀口 大学 訳
   - 『無言の恋歌』 / 新潮社 『ヴェルレーヌ詩集』 より)


 「巷に嵐の吹くごとく
  goo BLOG にも嵐吹く。
  かくも心にわきあがる
  このむなしさは何やらん?」
  (あるストリート・ミュージシャン)





 「世の中を 憂しと恥(やさ)しと思へども 飛び立ちかねつ 鳥にしあらねば」 (山上憶良 - 『万葉集』 より)


 「weblog を うざい、面倒と思ったら 飛び立っていこうか 鳥ではないけれど」 (ある吟遊詩人)





 短いバージョン:

 「智に働けば角(かど)が立つ。 情(じょう)に棹(さお)させば流される。 意地を通せば窮屈だ。 兎角に人の世は住みにくい。」 (夏目漱石 - 『草枕』)


 「智に働けば角が立つ。 情に棹させば流される。 意地を通せば窮屈だ。 兎角ネットは住みにくい。」 (ある女性)





 長いバージョン:

 「山路(やまみち)を登りながら、こう考えた。
 智に働けば角が立つ。 情に棹させば流される。 意地を通せば窮屈だ。 兎角(とかく)に人の世は住みにくい。
 住みにくさが高(こう)じると、安い所へ引き越したくなる。 どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画(え)ができる。
 人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。 矢張り向う三軒両隣りにちらちらする唯(ただ)の人である。 唯の人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。 あれば人でなしの国へ行(ゆ)くばかりだ。 人でなしの国は人の世よりも猶(なお)住みにくかろう。
 越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか寛容(くつろげ)て、束(つか)の間(ま)の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。 ここに詩人という天職ができて、ここに画家という使命が降(くだ)る。 あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故(ゆえ)に尊(たつ)とい。」
 (夏目漱石 - 『草枕』)



 「違法ダウンロードをしながら、こう考えた。
 知性に訴えればデムパに噛み付かれる。 情けをかければ厨房につけこまれる。 意地を張れば粘着質と言われる。 兎角にネットは住みにくい。
 住みにくさが高じると、掃き溜めにヒキコモリたくなる。 どこへヒキコモッテもさみしいと悟った時、自己表現欲求が生れて、blog ができる。
 blog を作ったものは Steve Jobs でもなければ Bill Gates でもない。やはり向う三軒両隣りにちらちらする唯のネットユーザーである。 唯のネットユーザーが作った blog が住みにくいからとて、越す blog サービスはあるまい。 (どこへ行っても、それほど変わりはないだろう。) あれば閲覧者のいない blog サービスへ行くばかりだ。 閲覧者のいない blog は goo BLOG よりもなお住みにくかろう。
 越すことのならぬ blog サービスが住みにくければ、住みにくい所をどれほどかカイテキで、束の間の接続時間を、束の間でも住みよくせねばならぬ。 ここに comment という手に職ができて、ここに trackback という使命が降る。 あらゆる blog watcher は blog を活発にし、blogger の心に刺戟をあたえるがゆえに尊とい。」
 (ある若者)





 ... なんか、すごいことを書いてしまったか ... がくがくぶるぶる ...

 * ちなみにワタシは、「違法ダウンロード」 というものをしたことがない。 やり方を知らないのだ (知ろうとも思っていないが ... )。



 参考:
 『All About Japan』 - 「BLOGって何なんだろう?」
コメント (5)
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デザートなわたし

2004年05月07日 11時56分39秒 | 呑食
 ... うそです。 すみません ... 。 (調子に乗りすぎだぞ ! 石ぶつけてやれ ! )



 手料理の話題をしつこく。

 連休中、無類のモンブラン好きである友人 (というか彼) のために、お気に入りのケーキ店に向かったのだが、ゴールデンウィークのため、休業中であった。

 仕方ない ... ということで、「聘珍樓」杏仁豆腐の素 で、あんにんすることにした。

 いわゆる 「ソフトタイプ」 という、ぷるぷるしているものだが、彼は、昔ながらの、硬くて、ひし形に切ってあるもののほうが好きなようで、あまりお気に召さなかったもよう ... 。



 そんなこんなであったが、彼がいきなり、「手づくりデザートといえば、やっぱり フルーチェ だよな ! 」 と言い出した。

 フルーチェ ! あの、「ミルクと混ぜるだけ」 で、プリンでもない、ゼリーでもない、クリームでもない、ババロアでもない、魅惑の味わいと食感をたのしませてくれる、日本が生んだすばらしくファンタスティックなデザート ! つくったら、ぜんぶ独り占めしたい ! どんぶりで食べたい ! それくらいおいしい !!

 ..... しかし、ここ十年くらい、食べていなかった。 やれ、ティラミスだの、やれ、ナタデココだの、やれ、マンゴープリンだの ... 流行り廃りにおどらされていた、ああ、ワタシは、おろかな女。 (でも、ティラミスもナタデココもマンゴープリンもおいしいのよね ... )

 思い出させてくれて、ありがとう。

 ... ということで、さっそく買いに行ってみたところ。 「夏のフルーチェ」 なるものを発見。 期間限定ものをしっかりつくっているあたりは、さすが? 手づくりデザート王者の貫禄か ... ?

 その他、「ミックスベリー味」、「アジアンテイスト」 なるものまであった。

 Wow !

 結局、ひさしぶりにめぐり合えたうれしさから、全種類買ってきてしまった ... 。

 これから、しばらく 「フルーチェ」 三昧となりそうである。





 検索したら出てきた: 『バケツフルーチェ闘争』

 うむむ。 すごい ... 。





 BGM:
 Led Zeppelin ‘胸いっぱいの愛を / Whole Lotta Love’
 (どんぶりいっぱいのフルーチェを ... )
コメント (14)
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