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きれいなおにいさんは好きですか? - 「耳毛カッター」

2004年05月25日 22時56分26秒 | 想在
 先日、電気店にちょいと用があったので、新宿西口駅のまえ、カメラの 「ヨドバシカメラ」 へ行ってきた。

 目的の品をめざして店内をうろうろしていたら、いろいろとめずらしいものを発見した。 ふだんあまり電気店に行かないせいで、ものめずらしく感じられただけ、かもしれないが。



 「マイナスイオン発生ブラシ」 (マイナスイオンを発生するドライヤーは知っていたけれど、ブラシもあるとは ... ) とか、 「あかりつきミラー」 (要は、暗いところでもお化粧直しができる、とか、毛穴の奥の奥までしっかり見えるので、化粧くずれをチェックできる、とかいうものなのだろうか? そこまで必死にお化粧直ししなくても ... という気もするが ... ) とか。
 ヒールダコや足のかたくなった角質をきれいにするという 『タコクリア』 だとか、「まつげのホットカーラー」 だとか、 『化粧品保冷庫』 なんてのも ... 。

 女って、たいへんだ。

 「きれいなおねえさんは好きですか?」 の宣伝文句でおなじみの (?) 松下電工の製品であるが、女性を購売対象として、あらゆるものが商品化できるという実例なのであろうか?



 ところで。 ふと、目に留まったのだけれど。 『耳毛カッター』 なるものがあった。

 読みは、「みみげかったー」 でいいのだろうか?

 『鼻毛カッター』 は以前からあったような気がするが、「耳毛カッター」 は初めて知った。 ふだんテレビを観ない日々を送っているため、私が知らないだけで、CM とかバンバンながれているのだろうか? だとしたら、どんな CM なのだろう ... 。 そして、「鼻毛カッター」 を耳毛の処理に流用してはいけないのだろうか?

 ... などと、妄想やら疑問がふくらむ。

 この商品も松下電工製であるが。 web 上での category では、「メンズ・グルーミング」 商品となっていたから、男性用の商品らしい。

 女性の場合だとちょっと考えてしまうが、男性の場合だったら、耳のお毛くらい、ほうっておいていいんじゃないかしら? ... なんて、私的には思ってしまうが。

 男の人も、購買対象として、しっかり理美容製品の開発がすすめられている ... ?

 そのうち、「きれいなおにいさんは好きですか?」 なんてコピーが出てきたりしてね ..... ???



 しかし、そういうじぶんは、いったいなにを買いに行ったのか ? ―― それはひみつです。



 BGM:
 T. Rex ‘Metal Guru’

 うるわしきオトコ ... と言われて、まっさきに思い浮かぶのは、David Bowie なのだが、なんとなく、T. Rex (Marc Bolan) を。
 そして、曲は、「メタルの伝道師」。
 この曲は、1972年発表の “The Slider” に収録。
 ジャケット写真を Ringo Starr が撮影した ... というのは、知っている人は知っている、知らない人は知らない (あたりまえ)。
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「魅力的な雑誌」/ビッグ・イシュー

2004年05月25日 16時32分35秒 | 想在
 ここ数ヶ月、御茶ノ水駅から会社に向かう途中、いつも 「なぞ」 に出くわす。

 おじさんが手売りしている雑誌のようなもの。

 「“Big Issue”, 最新号です」、 「“Big Issue”, 今月は、George Michael です」 などとかけ声をあげているが、なぜ、街角で手売りという販売形態をとっているのだろう? しかもなぜ、ピチピチの gal ではなく、おじさんが? そしてそして、失礼ながら、おじさんと George Michael は結びつかない ... などと、疑問をいだいていた。

 日常生活に埋もれてしまって、調べてみる気にまでならなかったのだけれど。

 先日、新宿駅付近を歩いていたら、そこにも “Big Issue” を売っているおじさんがいた。 渋谷に行ったら、そこにも。 友人に訊いたら、中野駅付近にも、荻窪駅付近にもいたという。

 そこで、例のごとく、 Google 先生におたずねしてみたところ、下記のサイトにたどりついた ...
 (たどりついた、とか言って、検索結果の一番上に出てきただけなのだが ... )


 『ビッグイシュー日本』 


『ビッグイシュー』 は英国で大成功し世界(24の国、50の都市・地域)に広がっている、ホームレスの人しか売り手になれない魅力的な雑誌のことです。ビッグイシューの使命はホームレスの人たちの救済(チャリティ)ではなく彼らの仕事をつくることにあります。


 むむ。 そういった目的や指針のある雑誌だったとは ... 。 私は、「ホームレス」 の問題にあまり明るくないので、うかつに口を出すべきではないかもしれないが。 こういった雑誌ならば、もっと多くの人に知ってもらっていいのでは。 と思った次第。

 街角で “Big Issue” を売っているあのおじさんたちは、仕事をしたい、自活したい、という希望をもってやっているのだろう。

 web の情報によると、「具体的に、最初は一冊200円の雑誌を10冊無料で受け取り、この売り上げ2,000円を元手に、以後は定価の45%(90円)で仕入れた雑誌を販売、55%(110円)を販売者の収入とします。」 とのこと。

 がんばってたくさん雑誌を売って、ちょっとずつ蓄えていけば、社会復帰も夢ではないのかもしれない。

 今までは、ほんのすこし気になりながらも、いつも通り過ぎてしまったけれど、明日の朝、おじさんを見かけたら ... 一冊買ってみようかな ..... ?





 BGM:
 Tom Waits ‘Big in Japan’
 ( "big" しか つながりがないけれど ... )

 1999年に発表されたアルバム、 “Mule Variations” に収録。
 この曲は、日本ではいまだに大物扱いされている、落ちぶれたスターを揶揄した辛辣な歌 ...
 Tom Waits, おっさんになっても punk だ ...
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グッド・ヴァイブレーションズ

2004年05月25日 12時12分22秒 | 音楽
 夏が近づくにつれ、The Beach Boys が聴きたくなる。 さむい冬に聴く、美しいバラード ‘God Only Knows’ や、 ポップソング ‘Darlin'’, ほんわかしたカリプソ調というか、バハマちっくな ‘Kokomo’ なんかもいいけれど。 やっぱり Beach Boys は、夏に限る ?!

 このあいだ、いっしょに呑んだくれて、電車がなくなってしまったため、泊めてくださった会社の先輩宅で、『エド・サリヴァン・ショー』 の DVD を観せていただいた。

 Elvis Presley, Bo Diddley, Fats Domino, The Beatles, Rolling Stones, The Animals, Smokey Robinson & The Miracles, Four Tops, Stevie Wonder, Sly & The Family Stone ... などなど、豪華かつ貴重な映像ばかりで、くぎづけになってしまった。
 (ロックにくわしいふりをしているのだが、じつは、音だけは知っていても、若かりしころの姿をよく知らないグループ、動いている姿を見たことのないアーチストがいっぱいいるのだ)

 そんななかで、とくに印象にのこったのが、The Beach Boys の ‘Good Vibrations’ の演奏風景か。 この曲は、Brian Wilson と Mike Love の共作であるが、Brian Wilson が、テルミンらしきものを操っている ! たしかに、この曲には、「ほわんほわん」 という不思議な音が入っていて、テルミンなのだろうな、とは思っていたのだが、Brian が演奏しているとは思わなかった。 テルミンを導入したプログレッシヴなアレンジといい、完璧なまでのコーラスワークといい、いまさらながら感動してしまった。

 また、この歌は、「すてきな波長 (vibration) のようなものを感じる」 というもので、詞も秀逸なのだが。

 先輩から、「『グッド・ヴァイブレーションズ』って、エッチな歌だよね? 」 と言われた。

 ちがうといえばちがうし、そうといえばそう ... だろうか。

 「あの子はぼくを興奮させる (She's givin' me the excitation)」 と言っているし ... 。

 でも、先輩の場合、「グッドなバ○ブ」 の歌だと勘違いしているっぽい ..... ?!

 ぬぬぬぬぬ。



 BGM:
 Flipper's Guitar “Doctor Head's World Tower”
 * Flipper's Guitar が The Beach Boys が好きだ、というのは有名だと思うけれど。
  ‘God Only Knows’ をサンプリングした曲や、 "good vibrations" というコーラスの入る曲が収められている三枚目にして最終作。
コメント (6)
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