「さようなら」 という別れの挨拶は、なんとなく、味気ない、乾いた印象を受ける。
「左様なら、ここでお別れいたしましょう」 が短くなったものと聞いたことがあるが、なんてさみしい響きのすることばなのだろう? と自国のことばながら、不満に思うことがある。
なんとなく、今生の別れ、のような。 武士道精神そのもの、みたいで、ものがなしささえ感じる。
そこで、もっと、去りゆく人にぴったりなことばを、と、考えをぐるりとめぐらせてみたのだが ... 。
Good luck
See you again
Take care
それぞれ、直訳すると、「幸運を祈る」、「また会いましょう」、「気をつけて」 ということであるが。 いいことばだな、と思う。
フランス語では、
Au revoir (オ ルヴォワール)
Bon voyage (ボン ヴォヤージュ)
などが使われるのだろうか? それぞれ、直訳すると、「またね」、「良い旅を」 であろうか。 やはり、再会を約束するものであったり、相手を気遣う送り出しのことばで、すてきだな、と思う。
他には、スペイン語の Hasta la vista (アスタ ラ ヴィスタ. "hasta (= till)" + "la vista (= 出会い)". 「また会う日まで」 ) や、 韓国語の トマンナヨ (止まんなよ? いえ、「ト(また)」 + 「マンナヨ(会いましょう)」) なども、いいな、と思う。
けれど、やはり、いちばん好きなのは、数年前に台湾を旅したときに知った、
再見 (ツァイツェン) (また会いましょう)
であろうか。 表記が母国語にいちばん近く、ぱっと見で意味がわかりやすく、親しみが持てる。
「左様なら、ここで別れよう、二度と会うことはないであろう ... 」 という、諦念にいろどられた 『さようなら』 よりも、「二度と会えないかもしれないけれど、また、どこかでお会いできたら ... 」 という、わずかながらも希望を託したこのことばに、共感をおぼえるのである。
そうして、わたしたちは、さまざまな出会いと別れを無限にくりかえしていくのだろうか ... ?
では。 また、お会いしましょう★
* じぶんなりに調査して執筆したものですが、発音等、おかしな部分があるかもしれません。 語学にそれほど詳しくないものが、知ったかぶりして書いたものとご笑納くださいますか、もしくは誤りをご指摘いただけましたら、さいわいです。
参照:
田中 英光 『さようなら』
当サイト内 「上を向いて、歩こう」
BGM:
Francoise Hardy ‘さよならを教えて / Comment te dire adieu’
(revised 27 May, 2004 16:00 PM) (誤字修正)
「左様なら、ここでお別れいたしましょう」 が短くなったものと聞いたことがあるが、なんてさみしい響きのすることばなのだろう? と自国のことばながら、不満に思うことがある。
なんとなく、今生の別れ、のような。 武士道精神そのもの、みたいで、ものがなしささえ感じる。
そこで、もっと、去りゆく人にぴったりなことばを、と、考えをぐるりとめぐらせてみたのだが ... 。
Good luck
See you again
Take care
それぞれ、直訳すると、「幸運を祈る」、「また会いましょう」、「気をつけて」 ということであるが。 いいことばだな、と思う。
フランス語では、
Au revoir (オ ルヴォワール)
Bon voyage (ボン ヴォヤージュ)
などが使われるのだろうか? それぞれ、直訳すると、「またね」、「良い旅を」 であろうか。 やはり、再会を約束するものであったり、相手を気遣う送り出しのことばで、すてきだな、と思う。
他には、スペイン語の Hasta la vista (アスタ ラ ヴィスタ. "hasta (= till)" + "la vista (= 出会い)". 「また会う日まで」 ) や、 韓国語の トマンナヨ (止まんなよ? いえ、「ト(また)」 + 「マンナヨ(会いましょう)」) なども、いいな、と思う。
けれど、やはり、いちばん好きなのは、数年前に台湾を旅したときに知った、
再見 (ツァイツェン) (また会いましょう)
であろうか。 表記が母国語にいちばん近く、ぱっと見で意味がわかりやすく、親しみが持てる。
「左様なら、ここで別れよう、二度と会うことはないであろう ... 」 という、諦念にいろどられた 『さようなら』 よりも、「二度と会えないかもしれないけれど、また、どこかでお会いできたら ... 」 という、わずかながらも希望を託したこのことばに、共感をおぼえるのである。
そうして、わたしたちは、さまざまな出会いと別れを無限にくりかえしていくのだろうか ... ?
では。 また、お会いしましょう★
* じぶんなりに調査して執筆したものですが、発音等、おかしな部分があるかもしれません。 語学にそれほど詳しくないものが、知ったかぶりして書いたものとご笑納くださいますか、もしくは誤りをご指摘いただけましたら、さいわいです。
参照:
田中 英光 『さようなら』
当サイト内 「上を向いて、歩こう」
BGM:
Francoise Hardy ‘さよならを教えて / Comment te dire adieu’
(revised 27 May, 2004 16:00 PM) (誤字修正)