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犯罪者になるなら / 犯罪者占い

2004年07月01日 23時40分43秒 | 診・換・占
 犯罪者になるなら、どうしよう?

 やっぱり、かっこいいのがいいな。

 ちなみに、私の友人 (というか彼) は、犯罪者だ。 前科一犯。

 付き合うときに、そう言われた。

 こんなおれだけど。 と。

 私は、「自転車を盗んだって、犯罪だよ」 とこたえた。





 さて。 唐突だが、『犯罪者占い』 というのをやってみた。


***さんは こそ泥 です!

● こそ泥さんのあなたは、人のしないことをしたがるタイプ。次々に新しいことを考えつきますが、自分の考えに対して執着はないので、引き際も鮮やかすぎるくらい鮮やか。長期戦をやるよりも、集中して短期決戦を繰り返す方が、良い結果が出せるでしょう。好奇心が強いため、目先の快楽だけを追い求める快楽主義者的なところもあります。

● ***さんがこれからおつき合いする人の数は、8人です!


 ふ~む。なるほど。

 ついでに、彼も、勝手にためしてみた。


###さんは 下着泥棒 です!

● 下着泥棒さんのあなたは、負けず嫌いでちょっとのことではへこたれないタイプ。現実的であると同時にロマンチストでもあります。好き嫌いをはっきり出し、嫌いな人には無頓着になることがあるので敵も多かったりします。正直でウソがつけないので、恋をするとその喜びを周囲にアピールしてしまう可愛いところも。

● ###さんがこれからおつき合いする人の数は、2人です!


 ひえん。 こそ泥と、下着泥棒か ... 。

 ドロボウ同士、なかよくやっていこうね ... ?

 (「これからおつき合いする人の数」 が気になるけれど ... )



 BGM:
 The Clash ‘ポリスとコソ泥 / Police and Thieves’
 (オリジナルは Junior Murvin. レゲエです。 美しい歌声が聴きもの)

 追記:
 そういえば、映画、『LOCK, STOCK AND TWO SMOKING BARRELS』 では、Junior Murvin のオリジナルが、効果的に使われていましたね。 (2004.7.2)

コメント (19)
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「それってロックじゃないよね」

2004年07月01日 21時25分36秒 | about him
 「ロックンロール / ロックの神様」



 ロックンローラーは、


   色白でなければならない、病的なまでに?

   痩せてなければならない、背中とお腹がくっつきそうなくらい?

   皮ジャンが似合わなければならない、ついでにサングラスも?


 ところで。 昨日書いた記事で、友人 (というか彼) に、無理やり煙草をやめさせよう計画を敢行した話を書いたのだが、果たしてその計画は成功したのか? というと、

 こたえは、「いいえ」。

 根っからのバンドマン、ロックンローラーである彼が、人に言われたくらいで、好きな煙草をそう簡単にやめるはずがなかった。 ましてや、お金の心配やら命が惜しくてなんて、そんなばかな。 ああ、私の考えがあまかった。 ―― といっても、喫煙マナーを守らずに、好き勝手に煙草を吸いまくっている、とかいうことではなく ... 念のため。

 喫煙しない私が同席する密室では、決して煙草を吸わないようにしているし、私のために禁煙しようとしてくれたことも何度かある。 といって、禁煙できていないのだが。

 彼としては、人に迷惑をかけずに、好きな煙草を、好きなだけ吸っているのだ、世のなかの流れなんざ、関係ねえ、といったところだろうか?

 しかし、そんな 「ナチュラル・ボーン・ロッカー」 の彼が、人に言われてやめようとしたことがある。 私の知るかぎりで、一度だけ。


 ―― それは、  ワタシ。


 いまから半年くらいまえであろうか。 私たちが付き合うことになったとき、私たち共通の知人で、二人ともよくお世話になっている方に報告したら、猛反対されてしまったのは。

 というのも、私が原因なのだが。 詳細は省くけれど、その、なんというか、いまの彼と付き合うまえに、私が少々だらしがないことになっていて、それで、私たちが付き合うことをよく思っていなかったのだ。 (といっても、これは、その方から直接聞いたわけではなくて、私の想像)

 私たちが付き合うことになって、三日目のこと。 新たな恋にむねふくらませ、これからのことを前向きに考え、料理などほとんどしない私だけれど、これからはいろいろ手料理を食べてもらおう、と、新しい 「まな板」 なんか買っちゃって、夕食の献立を考えながらスーパーマーケット内を徘徊していたら、彼から電話がかかってきた。 うれしくて、飛んで会いに行ったが、ちょっと様子がちがうことに、すぐに気がついた。 そして、彼からとつぜん、やはり (付き合うのを) やめようと言われた。

 「やっぱり、おれたち、ちがうみたいだ」 「おれにはもったいなすぎる」

 とかなんとか言って、私の目を見ようともしなかった。 私は、あまりにも突然すぎて、あまりにもばからしくなって、買ったばかりの 「まな板」 で思いっきり殴りたくなった。 ―― じぶん自身を。

 どうしても納得のいかなかった私は、なぜなのか、理由を尋ねた。 納得のできる回答をもらえなければ、どうにもやりきれなかった。

 そうして、何時間も対座して、その間に、ひどいことを言われもした。 つらいことも言われもした。

 痛すぎるくらい、私のむねに突き刺さった。

 それでも、くどく、しつこく食い下がっていたら、とうとう彼は折れ、私たちの恩人から反対されていることを話してくれた。

 私たちが、「付き合います」 宣言をした翌日に、彼だけ、その方から呼び出されて、とくとくと説教をされたらしい。

 「おまえ、だせえよ。 そんなのロックじゃねえよ」

 と言われたらしい。 どうやら、私が精神的に弱っている (と、その方は勝手に思っていたらしい) ときに、彼がその弱みにつけ込んで、なし崩し的に付き合うことになった、とかなんとか思ったようなのだ。

 中学生や高校生じゃあるまいし、人の恋路のことなんかほうっておいてくれ、と言いたいところだが、彼としては、どうしてもその方には逆らえない理由があり、また、彼自身でも、私とのことに、一抹の不安をいだいていたらしい。

 人にぶっこわされるくらいなら、じぶんでぶっこわす。

 そういうつもりで、さいしょは恩人に反対されているということは言わずに、じぶんでケリをつけようと思ったというのだ。

 なんてことだ。 手放しで歓迎されるとは思っていなかったが、そこまで反感を買うことになるなんて。 しかも、私の知らないところで、勝手に話がすすんでいるなんて、なんだか、とてもむなしくなった。

 そのとき、私は、もう、やけっぱちになって、

 「人に言われたからってやめるほうが、よっぽどロックじゃないと思う」

 と、つぶやいた。 あまりふかい意味はなく、負け犬の遠吠えというのか、発つ鳥あとを濁しまくり、みたいな感じの、捨てぜりふのようなつもりだった。

 そうしたら、彼は、ふいに、「そうだよな ... 」 と言って、私の手をとった。

 ―― そして、私たちは、付き合うことになった。

 彼が、その後、恩人とたたかってくれたのだ。 時間をかけて、誠意をもって、恩人を説得して、なんとか、私たちの付き合いを認めてもらったのだ。

 あのとき、私の口からふっと出たことば、「人に言われたからってやめるほうが、よっぽどロックじゃないと思う」。

 あれは、いったいなんだったのだろう?

 あのことばがなかったら、いまごろ、私たちは、もう二度と会うこともなかったかもしれない。 こころにしこりを残したまま、それぞれ別の道を歩むことになっていたかもしれないのだ。

 私は、この blog (のようなもの) で、趣味のロックの話をえらっそうに語っているが、じつはヘタレの、たんなる 「ロック好き」 にすぎない。 決して、「ロックなオンナ」 ではない、と自覚している。

 そんな私に、あんなことばが降ってきたのは、もしかすると、「いつもロックを聴いてくれて、ありがとう」 という、"ロックの神様" の計らいによるものだろうか?! などと考えてしまう。

 ロックは、聴き手を拒まない。 ロックはどんな人をも受け入れてくれる。

 たとえ、色白でなくても、痩せていなくても、皮ジャンが似合わなくても。

 「なにか」 をかかえて、さまよう人に、ときに強く、ときにやさしく、語りかけてくれる音楽だ。



 ―― ありがとう。



 BGM:
 Lou Reed “Rock'N Roll Animal”
コメント (12)
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