ある日の想い出

私がまだ小学生だった頃。

近所にセブンイレブンが出来ました。
そりゃもうみんな大騒ぎ。
近所といっても、そんな近くじゃないんだけど…笑

私の記憶が確かならば、同じ頃にスペシャル番組で3Dの映像が放映されると言う噂が駆け巡って。

しかもそれを見るための特殊なメガネは、セブンイレブンで販売するというじゃないか。

そりゃもう、欲しくて欲しくて仕方なかった。
だってデレビの中から、色んな物が飛び出してみえるんだもの。
でも、結局欲しいって言えなかったな、あの頃。

番組当日は、ドキドキしながらなんだかよくわからないボヤけた映像を見るだけ。

それでも「わーすごいねー！」と言って喜んでたと思います。
想像力を駆使して見てました。

今じゃ3Dなんて当たり前。
時代は4DXに突入しましたね。

私なんか3Dですら頭痛くなっちゃうってのに（笑）

今日、法務局へ向かう時、いつと違う行き方をしました。
ちょっと遠回り。

行きたくても行けなかった、あのセブンイレブンを探しました。

懐かしい思い出がたくさん詰まった道路を走る。

たぶんきっと、あったと思う。
きっとあれだったと思う。

同じ道沿いにある、母校の小学校は建て替えられて、あまり他では見たことのないような、オシャレな外装になってました。

子どもの頃は広いと思っていた道幅が、今日はとても狭く思えて。

あんなお店あったかな？
確かここに銀行があったはず。

色んなことを思い出しながら、ゆっくり車を走らせました。

思わず涙ぐんでしまった。

あの頃は、手に入れたくても入らないものがたくさんありました。
そして1番手放したくなかったものを、手放さなければならなくなった。

だから、早くオトナになりたくて。
でもオトナになっても、手に入らないものは沢山あった。

それでも今は。

人生の1番大事なところに、いつのまにか深く入り込んで来たものがある。

それが家族です。

今夜は３人で、即興イントロクイズで大盛り上がり。
大爆笑の渦でした（笑）

こんな時間が、明日もまた、当たり前のように来ますように。

仕事があって、子どもたちが元気で、毎日ご飯が食べられる。
それを幸せと呼ばなくて、一体何が幸せなんだろう。

毎日いろんなことがある。
1人で泣くことなんて星の数ほどあるよ。

それでも、そうやって、泣いて笑って怒ってまた楽しんで。
そんな日々が、ずっとずっと続きますように。

我が家の小さなツリーさん。
お久しぶり～。

トナカイさんも元気ですよ。