さあ!ドアを開けよう♪ 女性軍師は今日もゆく。

企業研修講師&大学非常勤講師の日々徒然。
~ 貌言視聴思(ぼうげんしちょうし)~

社会的ワード「申し訳ございません」の理解

2024年08月30日 11時26分12秒 | 企業研修
クッション言葉

「恐れ入りますが」
「申し訳ございません」
などの言葉を
頭につけて当たりを柔らかくする言葉

この言葉は謝罪ではない、
クッションだよと説明する。



車掌さんが列車の遅れを詫びる
「お急ぎのところ誠に申し訳ございません」

その車掌のせいじゃないから
謝る必要はない?

まぁそうなんだけどさ〜

企業として
罪のないお客様に
迷惑をかけたことを
罪のない車掌さんが
役割責任として
企業を代表して謝る

客が偉いからでも
車掌が悪いからでもない


また、
クレームに対して
正誤の確認をする前に
「申し訳ございません」と
一旦『そういう気持ちにさせてしまった落ち度』について謝るのは、

日本社会においての
ノーム「norm」
=「暗黙の了解」
=常識としての扱い

なので、
アメリカ的謝ったら負け的な考え
とは相容れないのが
日本の「社会的ワード」である。

これを理解していないと
日本ではクレームが炎上することも
少なくない。


日本ではこういう
ソーシャルワード
「社会的作用の言葉」としての
「申し訳ございません」が存在する


日本人は、
とくに大人は
こういう複雑なことを
ノーム
=暗黙の了解
=社会的一般常識
として理解し、
共有している。


こういったノームを
理解できない一部の人にも
上手に説明できれば良いんだけど
どう説明するかは
とても難しい。


※関係ない写真シリーズ
日本語には、白黒で割り切れない
ニュアンスを理解する必要のある
言葉がありますね。
オセロのようには割り切れません。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« シンドイ経験も全て話のネタ... | トップ | お茶のお稽古「軸飾り」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。