整体の仕事をしていた頃に読んだことがあったのですが、久しぶりに読んでみると
・新型コロナウイルス感染症予防
の参考にもなるなぁ、と感じました。
・今から300年以上前、1712年儒学者である貝原益軒83歳の著書である
(乳幼児の死亡率が高かったとは言え、平均寿命が32歳の時代に83歳で書いた著書というのは凄い、と言えます。)
「養生訓」の総論上は以下の文章で始まっています
人の身は父母を本とし天地を初とす。天地父母のめぐみをうけて生まれ、又養はれたるわが身なれば、わが私の物にあらず。天地のみたまもの(御賜物)、父母の残せる身なれば、つつしんでよく養ひて、そこなひやぶらず、天年を長くたもつべし。是天地父母につかへ奉る孝の本也。
要するに、
・自分だけのからだではないんだよ
・天地の賜物であり、父母が残されたからだであるから、
・慎んでよく養い、いためたりこわしたりしないで、
・天寿を長くたもつようにしなければいけない
さすが、「儒学者・貝原益軒」っていう感じですね。
また、総論上の中では
人の元気は、もと是天地の万物を生ずる気なり。是人身の根本なり。人、此気にあらざれば生ぜず。生じて後は、飲食、衣服、居処の外物の助によりて、元気養はれて命をたもつ。飲食、衣服、居処の類も、亦、天地の生ずる所なり。生るるも養はるるも、皆天地父母の恩なり。
外物を用て、元気の養とする所の飲食などを、かろく用ひて過さざれば、生付たる内の元気を養ひて、いのちながくして天年をたもつ。もし外物の養をおもくし過せば、内の元気、もし外の養にまけて病となる。病おもくして元気つくれば死す。たとへば草木に水と肥との養を過せば、かじけて枯るるがごとし。故に人ただ心の内の楽を求めて、飲食などの外の養をかろくすべし。外の養おもければ、内の元気損ず。
とも仰っています。
(かなり個人的な意訳をすると)
私たちの元気(命)の元は天地のお蔭。
元気(命)を養うための衣食住も天地父母のお蔭。
ただ、外のものを貪りすぎると、元気を損なう。人はただ心の内の楽を求めて飲食などは軽くするべきだ、とのことです。
益軒さんのいう「心の内の楽」というのは
- 道を行い、善を積むことを楽しむ
- 病にかかることの無い健康な生活を快く楽しむ
- 長寿を楽しむ。
そして、長寿を全うするための条件として
・内慾をこらゑて、すくなくし、外邪をおそれてふせぐ、是を以(て)、元気をそこなはず、病なくして天年を永くたもつべし。
と仰います。
内慾とは飲食の慾、好色の慾、睡の慾、言語をほしゐままにするの慾と、喜・怒・憂・思・悲・恐・驚の七情の慾を云。
外邪とは天の四気なり。風・寒・暑・湿を云。
参考:
四季の美・養生訓の内容
総論下では、
運動・栄養・休息に過不足なく生活することを奨める
(ウィキペディアより)
ちょっと話が飛びますが、昨日
ミタール・タラビッチ(1800年代のセルビアの預言者)
という方の予言というものを読みました。その一節に
世界中で奇妙な伝染病が蔓延する。だれもその治療法は分からない。
知識のあると言う者たちが「私には高い知識があるのでこの治療法は分かっている」と言い張るが、実は誰も何も知らない。人々はいくら考えても正しい治療法を見つけることはできない。
↑
こちらのサイトの1番下の方に予言が掲載されています。
あわわ〜
ってなりました。
新型コロナウイルスのことではないですか!?
だから前半で述べた「養生訓」のようなある意味
・アタリマエな健康管理
が治療の鍵なのではないか、と思うわけです。
これからしばらく「養生訓」について調べてブログの記事にしたいと思います。
ところで最近「静止軌道電位」が乱れています。
防災意識を高めておきたいと思います。
最後まで読んで頂いて有難うございます。
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