は油断せずに行いたいと思います。
は油断せずに行いたいと思います。
諸獣の肉は、日本の人、腸胃薄弱なる故に宜しからず。
多く食ふべからず。
烏賊・章魚など多く食ふべからず。
消化しがたし。
鶏子・鴨子、丸ながら煮たるは気をふさぐ。
ふはふはと俗の称するはよし。
肉も菜も大に切たる物、又、丸ながら煮たるは、皆気をふさぎてつかえやすし。
・日本人は胃腸が丈夫じゃないから、肉は食べ過ぎないこと
・イカやタコも消化に悪いから食べ過ぎないこと
・鶏卵やアヒルの卵も丸ごと煮て食べるのは気を塞ぐ
・俗にいう「ふわふわ卵」にして食べるのは良い
・肉も野菜も大きく切ったものや、丸ごと煮たものは気を塞いでつかえやすい
「ふわふわ」はいいんだぁ〜
とにかく益軒さんは、
・消化に良くないものは食べ過ぎるな
とおっしゃっていて
・硬いもの、脂っこいもの、大きいもの
がそれに当たるようです。
味噌、性和(やわらか)にして脾胃を補なふ。
たまりと醤油はみそより性するどなり。
泄瀉(嘔吐や下痢)する人に宜しからず。
酢は多く食ふべからず。
脾胃に宜しからず。
然れども積聚(しゃくじゅ:胃けいれん)ある人は小食してよし。
げん醋(げんそ:濃い酢)を多く食ふべからず。
・味噌は成分が柔らかで脾胃の働きを補ってくれる
・醤油は味噌よりも成分が強いから嘔吐や下痢をする人にはよくない
・酢は脾胃に良くないから摂りすぎはダメ
・胃痙攣がある人は少しならいいよ
味噌はやっぱりいいんですね。
被曝された方でも、味噌汁を飲んでいたことが生存につながった
という話もありますね。
新型コロナ感染症「予防」としても、毎日味噌汁飲むことは期待できるという話もあります。
まぁ、味噌は悪いことはなさそうです。
食物の気味、わが心にかなはざる物は、養とならず。
かへつて害となる。
たとひ我がために、むつかしくこしらへたる食なりとも、心にかなはずして、害となるべき物は食ふべからず。
又、其味は心にかなへり共、前食いまだ消化せずして、食ふ事を好まずば食すべからず。
わざととゝのへて出来たる物をくらはざるも、快からずとて食ふはあしゝ。
別に使令する家僕などにあたへて食はしむれば、我が食せずしても快し。
他人の饗席にありても、心かなはざる物くらふべからず。
又、味心にかなへりとて、多く食ふは尤あしゝ。
・自分が食べたくないと思うものを食べるのは良くない
・手間暇かけて調理した食事でも、食欲がわかなければ食べちゃダメ
ここは要するに
・食欲がわかないときは、無理して食べると良くない
ってことですね。
そして、
又、味心にかなへりとて、多く食ふは尤あしゝ。
やっぱり
・いくら美味しい〜、と思っても食べ過ぎちゃダメだぞ
ってことをおっしゃっています。
益軒さん、これは一貫していますね。
・養生訓=節制訓
とも感じます。
今日はここまで〜まだまだ先は長そうです。当たり前のようであってもいろいろ発見があるので、のんびりやっていきます。
最後まで読んで頂いて有難うございます。
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