聖エウラリアおとめ殉教者 St. Eulalia V. M. 記念日 12月 10日
304年に殉教したエウラリアがスペインで最も有名な殉教者の一人になった理由は、いたいけな子供ながら、神に対する信仰を棄てるよりは死を選ぶ方が真のキリスト信者であることを知っていたからである。
エウラリアはダシアヌスという裁判官に会って、彼が信者達に信仰を棄てるように脅かしたり、賄賂を取っていることを責めるつもりであった。彼女は12歳であったが、裁判官が何をしようと恐れなかった。
死刑執行人たちが来て、金属のフックでエウラリアの若い体を引き裂き始めた。次ぎに、たいまつに火をつけて彼女を焼こうとしたが、髪の毛に火が移ったため、彼女は焼死せずに、煙にまかれて窒息死したのであった。