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10年間教会のミサに通い続けた為に発達障害と診断され、精神病院に収監されたケース(東洋経済)

2021-03-17 23:51:51 | 時事
それだけが原因ではないと思われますが、発達障害の疑いの診断理由として、医師は、教会のミサに10年通い続けていることを挙げたそうです。そして、そのカトリック信者さん(大学卒業後、資格試験浪人)は、精神病院に強制入院させられたばかりか、当初の数日は全裸にされ、おむつを履かされて、全身を拘束され、個室に監禁されるなど屈辱的な扱いを受けたのだそうです。これは、過去の事件ではなく、現代の日本の出来事です。

ショッキングな箇所を以下に引用 全文はリンクを見て下さい

引きこもりの彼が精神病院で受けた辱めの驚愕 就職支援施設から強制連行されたのはなぜか 風間 直樹 : 東洋経済 調査報道部長


2018年5月下旬、主治医から病名は発達障害の疑いだと告げられた。その診断理由を尋ねると、「あなたは今まで10年間教会のミサに通い続けていたよね。それは社会の一般通念からずれている。それが根拠です」と説明されたとAさんは話す(民事訴訟における準備書面で、病院側は説明内容を否定)。当然承服できないと反論したが、「それはあなたに病識がないからだ」と一蹴されたという。

医師が話を打ち切ると、小部屋の隣の扉が開き複数の屈強な男性看護師たちに取り囲まれた。とっさに両手を挙げて、「先生、よくわかりません、助けてください!」と叫んだが無視され、隔離室へと連行された。

施錠された隔離室に入れられて数時間後、女性を含む4人の看護師が入ってきて、Aさんに服を脱ぐよう指示した。こんな入院はおかしいと反発すると、ベッドへと誘導され身体拘束され、あっという間に上半身、ついで下半身と順に裸にさせられた。

Aさんは看護師たちにおむつを履かされ甚平のような服を着せられた。手と胴がベッドに拘束されたことで、ほとんど身動きが取れなくなった。

この間、Aさんは身体的な抵抗はいっさいしなかった。「暴れたりしたら精神疾患だと受け取られかねないと、意識的に冷静に対応するよう努めた。それに実際9日間何も食べてないので、抵抗したり暴れたりする体力も気力もなかった」。

仰向けにベッドに固定され、寝返りを打つこともできないまま3日間過ごすことになった。なにより屈辱を感じたのは、トイレに行くことが許されず、おむつへの排泄を強要されたことだ。

「結局、大便も小便もおむつにするしかなかったが、おむつ交換の
回数は限られ、不快感が強く、衛生的にもどうかと思った。これを
看護師に交換されるというのも、とても屈辱的だった」(Aさん)

3日間の身体拘束が終わったのちも、Aさんは閉鎖病棟での日々が続いた。

https://toyokeizai.net/articles/amp/415829

そして、東洋経済とそっくりな内容の記事が2年前にあります。ここには、病院名も出てきます。宇都宮健児弁護士(前東京都知事選候補)が弁護団を編成し、告訴・提訴中とのことです。



また、この男性の収監に関わった業者(あけぼのばし自立研修センター)は、多くの収監者を軟禁し、時給200円で働かせるなど、余罪が多々あり、被害者団体に訴えられて破産しているようです。

https://alarmbox.jp/blog/?p=5574

ここも今回の記事の男性を収監した業者に関するものです。クリアアンサー株式会社。あけぼのばし自立支援センターの母体であり、同団体です。このような陰惨な待遇を収監者に強いて問題になっています。これらも踏まえて、東洋経済は、今回このように書いたのでしょう。

「自由なく軟禁状態」「最低賃金以下の労働」――ひきこもり“自立支援”施設で当事者から相次ぐ訴え
https://news.yahoo.co.jp/feature/1221





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