「あんどーなつ」毎回おなじみ冒頭のうんちくですが、「落とし文」というのはホトトギスやウグイスの仕業ではなく、「
オトシブミ」と言う名の昆虫の卵とそのゆりかごなのです。木の葉のベッドがそのまま幼虫の食料にもなるという良く出来たゆりかごです。そう思ってみると、この菓子にも卵がポッチリとついていますよね。
さて、お話のほうはおばあさんが危篤だというのに、一人前になるまでは国に帰れないと言い張るなっちゃん。今どきの娘さんの言うことじゃありませんな。そこで梅さんは、先週失敗した「ぼたもち」がうまく出来たら一人前だと認めてくれると言う裏技を出してまいります。アンコののばし方にコツがあるんなら最初から教えてやればいいじゃないのと思いませんか。正体を隠したご隠居さんの親切もやや唐突で、不自然になっておりますが、いろいろ突っ込みどころの多いのもこのマンガの楽しみではあります。
「弁護士のくず」結婚詐欺かと思わせておいて、別件の詐欺と絡ませながら実は・・・というお話でした。「元子は銀行か?」「あの金はあの男を信じた元子の『心』なんだ」というくずの言葉に納得。
ドラマで出てきた子役の村崎真彩ちゃん、小学校6年だということです。わりと小柄なので原作より年齢を下げたのかと思ったんですが、そうではなかったようでした。
「玄人のひとりごと」サッカー各国の選手と料理の名前を取り違えたまま最後まで会話が成立すると言う凝ったつくりでした。チェコの
グラーシュは私も食べてみたいです。
「黄昏流星群」寝たきりではさすがにセックスシーンとはいかなかったようですが、それでも灰になるまでと申しましょうか、それなりに黄昏らしくなっておりました。
「アレルヤ」能條氏のマンガなので、何を読んでも主人公の持ってるものがマージャンパイか将棋の駒か、バイオリンかぐらいしか違いはありません。性格は同じ。絵の方も止まった写真を見てるみたいです。音楽マンガだと言うのに音の響きがちいとも感じられません。
「イリヤッド」こちらは父の手術のときに仕事をとるか家族を取るか?の2択にどちらも取るという選択をしております。勝手にアニタを侍扱いしてますが。アニタ・ロッカが7年続けてきた努力がむくわれ、父に認められたのが読者に嬉しい今週のイリヤッド。再検査を待たずに5000年前のものだと断言しておりますが、これも親孝行かと。
「龍」長期連載も数あるオリジナルですが、あぶさんにいたってはファンタジーの領域に足を踏み入れた気配もあります。この「龍」に終わりが来るとは。とうとう日本に帰れませんでしたね。孫が京都の小鈴(89歳)をたずねてきました。長生きしたのもです・・・。最後のブータン王国「ブータンの呼び名はドゥクユル(Druk Yul)ドゥクは雷龍のこと」のふたり。龍とていは死んだとみせて、ここに生きているのか!?小鈴はこのことを言い当てたのですね。いやまあ、長生きはするものです。顔は見せないところがまたよろしい。
「最強伝説黒沢」黒沢の作戦が功を奏して、敗走する暴走族の群れ。この時に攻め込めば勝てる!敵の頭はもう逃げてるし!しかしロジョーたちにそれは無理な話だった・・・。無残な老兵たちよ・・。どうする黒沢!そこで茜ばあちゃんの出番か?