「蔵人」クロードの扱いに一区切りがついて面白くなってきました。「どんくさい野暮ったい酒」とはどんな味なのでしょうか。そして「日本ダケノ香リ」というのもいったいどんなものなのか。
「黄昏流星群」このお話は2回でおしまいでした。都合が良すぎる気がしてなんだかなあ。
「岳」死体が出てこなくて本当に良かった。バナナ食べたくなりました。
「弁護士のくず」ユーレイか背後霊かと思われていたのは蒸発したお父さん(現役ホームレス)だったという真夏の怪談話。最後に美月のお母さんが出てきてえらいねってほめるところに、不覚にも涙が出ました。
「アレルヤ」知らない曲でも自慢の耳で覚えるぞっていうのは「のだめ」でさんざん読んだので格段ビックリしませんでした。音楽が好きなら演奏するだけじゃなくてもっと人の音楽を聴いてもいいんじゃないかと思いました。
そしてアキちゃんが喀血。今の時代に肺病やみの糟糠の妻ですか、薄幸だなあ。
「あんどーなつ」滅法界が口癖の田能久の若旦那がストーカー度をエスカレートさせてきました。なっちゃんの私生活に探りを入れて、身寄りのない天涯孤独の身の上だと知るや「結婚を申し込む!」と意気込むのです。「夫婦げんかしても里へ帰らせてもらいますなんていわないですよね、へへへ」とまあ、あいた口がふさがらない暴言を吐いております。風鈴持って電信柱の陰に隠れて待っているところはもはや犯罪者の風格。
「イリヤッド」秦の始皇帝の陵墓に侵入する入谷。レンガ積みの壁を見て「版築だな」と申しますが、これはおかしい。私はむかし漢文の時間に「版築」の工法がいかなるものかを習いました。かの万里の長城もこの版築でできているそうなので、たいへん古くからある工法です。まず木製の枠を両側に造り、その中に土をいれて杵でつき固めます。これが出来るとまた上に重ねていくことで大きなものも作ることが出来ます。そういうわけですから
版築とは地層のような壁になるはずなのです。
さて、壁の中には極彩色の兵馬俑が!ちょうど今夜のTV番組「世界遺産」で兵馬俑の当時の様子を再現してくれておりましたので、イメージできましたね。でも兵士のお顔はこんなに怖くなかったですよ。史記には水銀の川があるという陵墓でしたが、イリヤッドでは干上がっていて水銀はなかったみたいです。(兵馬俑の記述は史記にもなかったそうなのですが、それは書くほどのものではなかったのか、始皇帝が秘密にしたのか、興味深いですね)
「最強伝説黒沢」祝宴のなか、茜ばあちゃんの膝枕で眠る黒沢。勝利の美酒に酔いしれて至福の時かと思ったら、死にそうですってよ、黒沢、「息ばしとらん!」。このまま本当の伝説になってしまうのか?!