僕の手元にあるバルナックカメラは‥
ドイツのバルナック ライカのコピーカメラです。
コピー物と聞くと、バッタもの?というイメージが沸きます。
でもバッタコピーとは違います。
最高のコピーカメラです。
戦争で負けたドイツのカメラメーカー、ライカは旧ソビエトの監視下となり、
当然、その技術はソビエトのモノへ、、
その設計図も全世界に広まり、
第二次世界大戦中、または終戦を過ぎても
このバルナック型コピーカメラは世界のメーカーが競って作って行ったのです。
日本軍もまた、主要のカメラメーカーに作るよう指示をしました。
その中で、当時 ニッポンカメラの技術者達は
→ニッカカメラ→ヤシカカメラと会社名が変わって行きながら(現在は京セラ)
バルナックライカ最終型、Ⅲfへ目指して行ったのです。
このチームの作ったバルナック型は見た目も、その性能も、
本物と同様、或いは本物を越えたとも言われたのです。。。
このカメラは当時の最高技術設計され、映画用のフィルム使い初めて作られた35mm機械式カメラです。
電池は当然使いません。
フィルム装てんも非常に難しく‥
当然、露出計もありません。
そして、ファインダーが二つあり、
ピントを合わせる窓とアングルを確認する窓は別々‥
なにからなにまで、手間がかかります。
それでも、このカメラを見ていると、
心が熱くなって行きます。。
撮らなくてもいい‥ そこにあればと、、
思ってしまうカメラです。
「YASHICA YE」
明日も良い日でありますように。