それ なーに？

これを　見ていたら小さい頃の妹たちを　思い出した・・・　


一人が食べてて　もう一人が食べてないとき・・・　もう一人の分も　ちゃんとあるんだよ　だけど　きまって、


”それなーに　？　”　　　　”なにしてんの・・・　”





姉としてみれば、　何してるか　見たらわかってるだろうに　って思ったもんだが・・・



考えてみるに

あたしのは　　そんなこと絶対言っちゃいけないって　自然に身についていたのかもしれない。

母さんに教えられた「　人のを見て　欲しがるんじゃないよ　恥ずかしいからね　」　っていうことで・・　

そういえば　地面に寝転がって　”買って～　ほしいよぉ～　”って泣き叫んでいる子を

自分も　妹も　冷ややかな目で見ていたっけ。

　

あたしが部屋で　お菓子食べてた時も

『　それなーに　？　』　って　

そんな妹に　あたしったら・・・　見てて　わかってるんだから　なーに？　じゃなくて　　

”あたしも　ちょーだい　　”でしょ　　って　。

いやぁ～　言えない妹に　なんて　イジワル～　


小さいころは　母さんのいうことは　守らんとって　素直に思っていたかもしれないのにぃ～。

今となっては　すごーく懐かしい　　”一コマ　”なのだけれど　


そんなわけで　”桜こめちゃん　　頑張れ～　”

”あたしにも　ちょーだい　”　って　

今日は ひな祭り

今日は　三月三日の　”ひな祭り　”

うちは女ばっかしの　姉妹。　

この日は　きまって　母さんが　”　五目ずし　に　蛤のお吸い物　　”を作ってくれてました。

　
七段飾りを部屋に飾り　ひな壇の前の縁側に　すぐ下の妹とちょこんと座って　”雛あられ　”をポリポリと・・・　そんな写真が古びれて残っています。

よーくみると　あたしは母さんが編んでくれた　赤いカーディガンを着て・・・嬉しそうにしています。　


お雛様が飾られると　きまって　ひな壇の後ろに入り　そこで隠れて　遊んだこと　思い出されます。


母さんみたいに　きちんと具材を煮込む時間がなかったので・・・

今日は　簡単に・・・　錦糸玉子と酢蓮を仕込み　冷凍しておいた　お稲荷用に煮たお揚げさん・・・ジャコに菜花　　で作りました。



【　お弁当用　　】




そうそう買い物にいったらね　

母さんの好きな　”ウニ　”　が　ひな祭りだからかなぁ～　ありました。



あたしは　ウニアレルギーなので　食べれないけれど・・・　せっかくなので

大丈夫　ウニはちゃんと世話人父ちゃんのお腹におさまりました　


五目ずし作りながらね・・・ふと

母さん　甥っ子くんに　おいしい五目ずし作ってお祝いしてあげたかったろうなぁ～って　ついつい・・・

大丈夫だよ　　母さんがいつも作ってくれたから、きっと妹も作れるよ　

あたしも　五月五日には　母さんが作ってくれたのが出来るように　しましょうかね　母さん