蕎麦屋的MOON SHINER

Moon Shinerとは米国西部開拓時代に禁酒法の中、月明かりの下で密造酒を作っていた人々の事です。

モーリス W-30(02)

2016年05月25日 | Morris W-30

リペア開始!

まず最初はしっかりとした現状把握からですね!
打痕は割と少なめですが、トップの下側にやや大きめなやつが一か所・・・これは修正できないなぁ~

ピックガードは強烈にストロークやってたのが一目瞭然・・・こいつの販売当時の音楽の流れだとそうなるわな(^◇^)

ネックは塗装痩せが一か所!

本格的に修正するなら塗装を一旦剥がして全塗だけど、今回は磨いてワクシングで済ます予定です。

 ネック折れの他はこれと言って致命的な個所は無い模様(経年の諸所諸々はあるけどねw

まずは弦を切っちゃいましょう!

ちょっと心配していたブリッジピンもすんなり抜けてくれました♪

次はペグのねじを外してしまいます。

ペグ自体のコンディションは悪くなかったけどねじは結構ラスティでした!

弦を切ってペグ外して現状確認!

このままでは接着出来ないので手でヘッドを傾けて折れた個所を広げてみましたが、ちょっと無理そうでした。

そこでくさびを2本作って割れた個所にじんわりと挿入、順々に奥に入れて割れた場所を広げました。

タイトボンドを奥の方まで押し込んでからハンドパワーで仮圧着し、余分なボンドを拭きとりました。

その後クランプをこれでもかとかけて徐々に締め込み、このまま24時間放置で完全硬化させる予定です。

何度もネック折れギターを修復していると現状把握と対策がすぐに思い浮かんでくるようになりますね♪
・・・と言っても修復しているのは連続3回だけだけどねw


モーリス W-30(01)

2016年05月25日 | Morris W-30

ついにアコギもゲット♪

ホントに欲しいやつは遥か彼方の金額なので、とりあえず練習用!
モーリスのW-30というやつで初モーリスです(*^_^*)

因みに過去アコースティックギターはヤマハFG280→FG500→Sヤイリの10万円のやつ(品番忘れたw)→マーチンD28という変遷でした。
モーリスには何故か縁がありませんでしたね♪

モーリスは元々ホタカギターブランドから1972年にモーリスギターになったそうです。
作っている会社もギターを弾いていた当時は遥か彼方だと思っていたのに現在は超近所=松本なんでよねぇ~(*^_^*)
発売当時の価格は30000円、販売期間は1972年~1999年。
材はトップがスプルース、バックがローズウッド2Pcs、サイドがローズウッド、ネックがナトー、指板がローズウッド、ブリッジもローズウッドで指定弦がライトゲージでした。

今回のギターですが、1970年台後半~1984年頃のものなのですが、ヤマハと違ってシリアルナンバーからは年代特定が出来ないそうです。
しかし同じギターを買った方の記録などを調べていくと、このモデルの中でも、かなり初期のものだという事がわかりました。
そして更に調べて80年製という事が判明しました。

1980年と言えば、ちょうどおいらがギターを置いた時期なんですな!
36年のブランクを36年前に作られたギターで埋めていく・・・ちょっと感慨深くなってしまいましたw

これから一旦全バラにして磨きと調整をしてから実戦投入の予定です。
また暫く遊ぶおもちゃが出来ました(^◇^)

そんでもってギターの現状ですが、いつも通りネック折れてます(^◇^)

ネックの折れた部分は表まで逝ってます!
バインディングもその衝撃で剥がれてます。
しかしネックは結構まっすぐ(ちょい順反り)・・・後にちゃんとチェックしたら結構反ってました(ーー;)

ペグは健康状態良し!
サドルもブリッジもノープロブレム!・・・こちらも後のチェックでサドル割れてる事が判明!


早く弾きたいので早速リペアに取り掛かります(*^_^*)