11/14 スガシカオ@大宮ソニックシティ

 久保田利伸を聴いてたのはいつ頃だったのかなぁ。ステージで歌うコーラスのAMAZONZを見てふと思いました。結成20周年・・・ということは、小中学生か。FUNKA HIPS LIVE SHOW! バブルガム、GWINKO、それはそれは深夜の夜ヒットを見て心躍らせた私の80年代J-POPの象徴みたいなものでした。ライヴ、一度でいいから見たかったなーと今でも思ってしまいます。

 そんなことをのっけから思い起こさせたスガシカオのライヴ。一度そう思ってしまったらもうそのようにしか考えられないのです。たとえそれが強引なこじつけだとしても。

 デビューは96年。なのになぜそう思う?と自問自答しながらのステージ。一挙手一投足に沸くフロアも20代なんかいないんじゃないの?というほどに同世代だらけ。同じ80年代を過ごしてきた仲間たちなのですから、やっぱり彼の楽曲がそれを彷彿させるものを持っているということなのでしょう。ファンク、ソウル色の強い楽曲でフロアを盛り上げ、ダンサブル(これは死語か)なナンバーでくねくねと悩ましげに踊るステージとフロアの人々。チャカポコチャカポコ、グィーングィーンとソロで一際うねるエレキもより一層80年代的サウンドを装飾するかのよう。楽曲もさることながら、彼の詩のなんというか女々しいところ(本人いわく“うじうじ”してるんだとか)もそうなんだなぁ。重厚なサウンドに見え隠れするそういった弱っちょろいところが、弾き語りなんかよりもきっと同年代80年代J-ポッパーを引き付けてしまうのでしょう。

 ライヴ自体は、前半は新作『PARADE』からの楽曲が殆どで、後半以降はこれまでのみんなが知ってる楽曲が次々と飛び出す。これはやらないだろう、と思っていた「STORY」とかもしっかりやるのですね。MCも達者で見所聞かせどころ満載のエンターテーナーぶりを発揮してくれたのでした。

 90年代デビューのアーティストを見て、遠い80年代を思うだなんて。ただ、(あくまで自分目線で)当時は本当に素敵な音楽が日本にもたくさんあって、テレビの歌番組もたくさん見た。その頃は本当に純粋に日本の歌謡曲が好きだったんだなぁ・・・と遠い目をしてしまったシカオちゃんのライヴでした。

 今度はミッチーのライヴが見たいかも



画像は同居人の宝物。シカオちゃんにもらった「ゼンジー北京ダック」
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