11/12 MOGWAI@LIQUIDROOM

 今年のフジ、ホワイトステージでのパフォーマンスは、最終日で疲労困憊だったにもかかわらず、ただひたすら直立不動で聴きいったのを覚えています。苗場の夜空に向かって発せられるそのバンドとエレクトロニクスの素敵な融合。それは、信じられないくらいにノスタルジックで轟音で爆音で、周りにいた人々も私もグラグラとめまいするほどに陶酔したのでした。野外でMOGWAI、寒かったけど、疲れて足痛いけど、なんて気持ちいいんだろう。

 で、小さなハコで聴いたらどうなるんだろう、と思い、いざ恵比寿リキッドへ。個人的にトータス以来のリキッド、混んでたものの調子にのって前に行ってみたのが不幸の始まりでした。巨人のUKらしきキッズに取り囲まれ、ステージが始まるやいなや彼らは狂喜乱舞状態。吸っちゃいけないはずのタバコをくわえ暴れるため、根性焼きを入れられそうになるわ、肘鉄をくらうわ、しまいにはステージから投げられたピックをキャッチしようとジャンプしたらしく、着地時に頭突までくらうはめに・・・。あまりにひどかったんで、この手はなんなんだ!とつかんで放り投げようとしたら、謝ってきて頭をポンポンと叩かれた。謝るくらいなら最初から暴れるんじゃない。

 という不快感はあったものの、小さなハコもよかった。野外だと出した音が響きっぱなしで闇に吸い込まれる感があったのが、爆音でがなりたてられた凶暴な交響曲のような演奏が後ろにぶつかって跳ね返ってくる感じで聴こえてくる。音に後ろから頭突きされる感じ。フジでは遠すぎて認識できなかった、クールなメンバーの表情やパフォーマンスもじっくり見ることができたし。

 でもライヴ環境って大事だと改めて思った。全くといっていいほど、彼らのステージ、パフォーマンスに集中することができなかったのだから。アグレッシブなフロアのライヴには久しく行ってなかったため、MOGWAI自体に対する感想というよりは、マナーの悪さにがっかりしてしまった今回のライヴ。

 遠い目で過ぎたフジを思いだしてしまいます


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