私的音楽雑記帳
FOLK ETYMOLOGY
10/8 Sonar Sound Tokyo / HiM
楽しみにしていたHiM来日公演。その前にどうしても見ておきたかったSonar Sound Extra。だって今日は “Swedish Electronic Music of Today”なんだもの。しかも入場無料だし。
というわけで、一人恵比寿ガーデンプレイスめがけて歩く。何でも、前日の強風(そして週末の大雨)の影響もあってか、場所とタイムテーブルが大幅に変更されていることに会場に着いてから気づく。あー。
とりあえず麦酒記念館めがけて走る! 会場では、お目当てのHans Appelqvistが既にステージにたっていました。
ステージでキーボードを弾き、そして歌い、ギターを弾くひょろっとした彼。ラップトップを操り流す映像も、彼の作る音から感じる優しさや郷愁を引き立てていました。私は、新作『Naima』をまだ聴いてはいないのだけど、前作『blemort』から感じるイメージそのままの人でした。ステージには彼一人だけ。けれどだからといって決して機械じかけでない、ポロンと弾く鍵盤の音一つから紡がれるドラマが目の前に広がっていく、そんな感覚を覚えました。『Naima』、言葉の一つ一つを大事そうに自身で歌っていたのがそれだと思うけど、早く買わなきゃ。
あー、お財布に余裕があれば、チケットを買って、夜のセニョール・ココナッツだって見たいのに! ・・・財布にも時間にも余裕がないので渋谷まで戻る。
で、HiM。
初めてCDを聴いた時、まずトータスを思わせると感じたのは、きっと私だけではないはず。けれど、トータス以上に身体に響いてくるドラミングと胸に突き刺さるメロディー。一回ひき付けられてしまった以上、来日公演を見逃すことなんて出来ないのです。
会場のO-nestは、予想通りの満員。いざ前へ!と思ったものの、音がいい方と忠告されPA前の最後列に陣取ることに。実際HiM本体のパフォーマンスが始まるまでは1時間弱あり、ちょうどよかったかも。(SHINDOもJoshua RaLueのソロ・ユニット(のはず)も、HiM参加で、全く違うアプローチを見せてくれて面白かったけど。)巨人海坊主HiMことダグ・シャリンのドラミングは本当に全てのアクションが大ぶりダイナミックでただただ圧倒されっぱなし。アルバムで聴こえるホーンがなくても十分過ぎるほどの迫力と音の奥行き。けれど、決して勢いだけでない、聴き手の耳に踏み込んでくる弱気なフレーズが聴こえるたび、フロアからは歓声があがったりして、聴かせるところはちゃんと聴かせる。その姿勢がすごく伝わってくるステージでした。楽曲構成は、近年の作品が殆ど、ヴォーカルが全面にフィーチャーされてました。
帰り道、同行人とちょっと話す。“初期作品の方が好きだ”説。そうかも知れない。けれど、10年の活動の中、メンバー構成を変えながら作られた作品は、どれもHiMそのものであって、やっぱり近年のポップな楽曲も彼にとって必要要素なのだろう。その変化(進化か?)そのものが、やはりポスト・ロックなんだと思うから。
Thanks:
S.Kikuchi
無理せぬよう
というわけで、一人恵比寿ガーデンプレイスめがけて歩く。何でも、前日の強風(そして週末の大雨)の影響もあってか、場所とタイムテーブルが大幅に変更されていることに会場に着いてから気づく。あー。
とりあえず麦酒記念館めがけて走る! 会場では、お目当てのHans Appelqvistが既にステージにたっていました。
ステージでキーボードを弾き、そして歌い、ギターを弾くひょろっとした彼。ラップトップを操り流す映像も、彼の作る音から感じる優しさや郷愁を引き立てていました。私は、新作『Naima』をまだ聴いてはいないのだけど、前作『blemort』から感じるイメージそのままの人でした。ステージには彼一人だけ。けれどだからといって決して機械じかけでない、ポロンと弾く鍵盤の音一つから紡がれるドラマが目の前に広がっていく、そんな感覚を覚えました。『Naima』、言葉の一つ一つを大事そうに自身で歌っていたのがそれだと思うけど、早く買わなきゃ。
あー、お財布に余裕があれば、チケットを買って、夜のセニョール・ココナッツだって見たいのに! ・・・財布にも時間にも余裕がないので渋谷まで戻る。
で、HiM。
初めてCDを聴いた時、まずトータスを思わせると感じたのは、きっと私だけではないはず。けれど、トータス以上に身体に響いてくるドラミングと胸に突き刺さるメロディー。一回ひき付けられてしまった以上、来日公演を見逃すことなんて出来ないのです。
会場のO-nestは、予想通りの満員。いざ前へ!と思ったものの、音がいい方と忠告されPA前の最後列に陣取ることに。実際HiM本体のパフォーマンスが始まるまでは1時間弱あり、ちょうどよかったかも。(SHINDOもJoshua RaLueのソロ・ユニット(のはず)も、HiM参加で、全く違うアプローチを見せてくれて面白かったけど。)巨人海坊主HiMことダグ・シャリンのドラミングは本当に全てのアクションが大ぶりダイナミックでただただ圧倒されっぱなし。アルバムで聴こえるホーンがなくても十分過ぎるほどの迫力と音の奥行き。けれど、決して勢いだけでない、聴き手の耳に踏み込んでくる弱気なフレーズが聴こえるたび、フロアからは歓声があがったりして、聴かせるところはちゃんと聴かせる。その姿勢がすごく伝わってくるステージでした。楽曲構成は、近年の作品が殆ど、ヴォーカルが全面にフィーチャーされてました。
帰り道、同行人とちょっと話す。“初期作品の方が好きだ”説。そうかも知れない。けれど、10年の活動の中、メンバー構成を変えながら作られた作品は、どれもHiMそのものであって、やっぱり近年のポップな楽曲も彼にとって必要要素なのだろう。その変化(進化か?)そのものが、やはりポスト・ロックなんだと思うから。
Thanks:
S.Kikuchi
無理せぬよう
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )
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セニョールココナッツはすげーおもしれかったぜ!
お久しぶりです。
Sonar、いらしたのですね。
アトム・ハート、見たかったです。
昨年のドイツ・イヤーでのパフォーマンスも
とってもクールでしたもの。
私はその日の気分かも。
基本軸は、新生HiMも同じだと思うので、ね。
ヴァイナル、聴きたい。
私もsonarとhim行ったのでびっくりです!
しかもhans appelqvistが目当てだなんてー!
私はもっと遅くに行ったのでhans appelqvistは見れなかったんですが実は一番観たかったアーティストです。
Naima楽しみですね。アマゾンで予約してるけど、もう発売されてるのかな??
sonarでフリー配布されていたスウェーデンミュージックのCDに2曲位入ってたのでラッキーでした。
HiMは、個人的にはめっちゃ良かったです、今年1番な勢い。
つい嬉しくて長々と書いちゃいましたが、よければまた遊びに来たいと思います。でわでわ☆
こちらこそはじめまして。
なんとSonarもHiMも一緒だったなんて。
すれ違ってたかもしれませんねー。
私もサンプルCD聴きました。
2曲とも素敵だったので、アルバムに期待してしまいます。
Hansの『Naima』はここで購入・視聴が
出来ると思います。って既に予約されてしまったのでしたね。
PLOP
チェックの価値ありです