9/22 the shape of Jazz to come !

 行くか行くまいか、ギリギリまで迷っていたこのイヴェント。行きたい理由は、この素晴らしいメンツ。FCQのレーベルオーナー、AnttiやSchemaのNicola Conteのジャズ・コンボ、そしてGilles Peterson!(見た事なかったんだもの。) 行くまいかの理由はオールナイトのイヴェントのため、もし一人だったらちょっとなー・・・という単純なもの。

 でも、仕事を早々に切り上げて行く事が出来てよかった!

 小林径さんらが主体となって企画されたこのイヴェント。タイトルにあるとおり、新しいジャズというか、今の流れを知るためにはとてもいい機会だと思いました。

 で、見たものは以下のとおり。ずらっと箇条書きに。

 IDやらボディチェックが結構厳しく、入場にてこずったものの、何とか渋さを途中から見ることが出来ました。音の鳴る方に引き寄せられ入ったメインフロアには、ステージの彼らと共に踊り狂う人がいっぱい。これまでの人生で三度目の渋さ。やっぱり大きいハコで見るほうが断然楽しい!理屈ぬきに楽しめる、悩まずに踊れる、これがジャズ・オーケストラのいいところなのかしら?

 その後は小さいステージでquartz-head。約一ヶ月ぶり(それ以上かも)のダイスケさんとハタケンさんのステージ。最前列でいい感じで眺める。今年一連のステージは何となく同じ印象を受けますが、前回よりはダイスケさん、たくさん吹いてたか、な?。

 フロアを行ったり来たりしながら、菊池雅章The Slash Trioを見る。前半はリズムも多用してアグレッシブな感じ。途中小川充さん(DMR)のDJを見に抜けて戻ってきたときには、何が何だかわからない感じになっていました。ドラムが勢いつき過ぎて、終わり方を考えているのか困惑しているようにさえ見えるピアノのタッチに苦笑い。それにしても小川さんは文才も音楽的知識量もDJも素敵。(もちろん顔も。)

 松浦俊夫さんのDJと菊池成孔クインテット・ライヴ・ダブは、それぞれ最初だけ聴いたものの、あまり覚えておらず。何してたのか? 外でカレー食べてました。須永さんとハグしてるアンチを発見。話しかけてみたかったけど、カレー片手にはちょっと躊躇してしまいました。

 プールサイドから帰還後、Joshua Redman Elastic Bandを居眠りしながら見る。彼も今回の目玉だったらしいんだけど、とてもイージーリスニング。フュージョンだなー。アンコールが一番アグレッシブでよかった。まわりでも居眠りする人々が大発生。

 remixの編集長、小泉さんのDJをうっかり見逃し、そのままGilles Peterson!しょっちゅう来てるじゃんと言われても、今まで見た事なかったので、とても楽しみにしていたのです。オープニングはファラオ・サンダース(の何?タイトルはわからず)で思わず奇声を上げ、テンションは一気に上がったものの、前にいた男の子がちょっと駄目で気分が悪くなり、フロア外に退散。離れてしまうと不思議なもので、さっきまで自分も踊っていたというのに、踊らされている光景は異質なものみたい。でも、さっきのオープニングでのワクワク。それを味わうために、ここに来たのかな?と思いました。彼のパフォーマンスはちょっとしか楽しめなかったけど、その瞬間は多分一生忘れないかも。

 メインステージが押したため、小さいステージのタイムテーブルがずれ込み、須永辰緒さんのDJを見に移動。オープニングは夜ジャズからそのままで、人もたくさんでした。やっぱりこの人ってすごいんだ。

 ちょっと抜けて(というか連れられ)Soil&“Rimp”Srssionsを見にいく。社長のMCでフロアは大盛り上がり、なので、須永さんへ戻る。

 そのままNicola Conte Jazz Combo。前の方に行ってみようと頑張ったものの、途中で動けずそのままライヴが始まる。座ってのプレイのためNicolaが全く見えないものの、息もぴったりのステージは本当に素晴らしかった。トランペットとサックスもぴったり。もっと大きなところでやればいいのに・・・と思いながら、ものすごい人で酸欠状態になり後ろに退散、さらに同行人とはぐれる。復活して戻り、そのままアンチ(Antti Eerikainen)のDJに。60-70年代ジャズのセレクトと共に、FCQもちょっとかけたりして、なかなかよかったDJ。途中ブツブツ切れるのも愛嬌かなぁと思いつつ、時間は早朝4時半をまわり、踊りながら記憶が飛んだりしました。楽しみにしていたものをことごとく途中断念してしまったりして。年齢的なものなのか、たんにやる気がないのか、私。

 chari chari。もうしんどいので、見なくてもいいやーと思い、外へ。早朝5時、どうやら本気でまわしているらしく、さらにどうでもよくなり、最後のquasimodeだけ見れればいいと、砂浜で仮眠・・・しようと思ったら、セキュリティにフードエリア閉鎖のためと追い出される。しょうがないので戻り二つのエリアを行きつ戻りつしているところ、やっとquasimodeが始まる。座るのにいいところでぐったりしながら彼らのパフォーマンスを遠目で眺める。スウェーデンの「ロウフュージョン」からリリースされるだけあって、やっぱりいい感じで今の踊れて聴かせるジャズだと思った。もっと売れるといいな、彼ら。

 というわけで終わってしまいました、今回のNew Jazz 2006。来年も、うん、また行きたい。そう思いました。径さんは手ごたえを感じたかな。


Thanks:
S.Kikuchi
連れてってくれてどうもありがとう
コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (Unknown)
2006-10-24 20:58:45
>>オープニングはファラオ・サンダース(の何?タイトルはわからず)

LOVE IN US ALL のサンプル

その次あたりでかけていたのはkitty Winter-new morning (ジャイルス監修コンピレーションTakin'Jazzに収録'93)13年もたつのか・・
 
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