私的音楽雑記帳
FOLK ETYMOLOGY
5/22 THE THING@ピットイン
The Thing Action Jazz | |
クリエーター情報なし | |
Smalltown Superjazz |
Garage | |
クリエーター情報なし | |
Smalltown Supersound |
4年ぶりの来日公演だ!
今回はゲストを交えず、3人のみのシンプルな編成。
ということは、本当の意味で彼らによる彼らの音のぶつかり合いが見られるわけだ。
会場は立ち見もたくさんの超満員。皆久しぶりの3人の演奏を楽しみに来ているようだが、何だか3人みたいに強面の人が多い。マッチョな風貌で腕組みしながら登場を待つ人も。
マークさんの挨拶も手短かに、3人が現れライブが始まった!
相変わらず暴れん坊のマッツのサックスは、最初から吠えまくり。こんなに怒鳴り声のように力強い音が出せるのは、やはり顔つきも厳めしい彼だからなのか。
負けず劣らず凄まじい高速でウッドベースをかきむしるのはフラーテン。頭まで真っ赤にしてプレイする様は、ヴィーゲラン公園の怒りん坊のよう。その反面、冷静に要所要所で全体の音を調整するのは彼の仕事。クール&ホット。そのギャップとバランスがまたカッコいい。
そして相変わらず手数の多いスーパードラマーのニルセン・ラヴ。全体のバランスを整えるようなズシンと響くドラムを聞かせていたかと思えば、ソロになった瞬間、その暴れっぷりは半端ない。
これでもかっていうぐらいに隙間を埋めるかのように叩きまくる。
お互いの様子をうかがいながら、自分の出番を今か今かと待ち構える様に、次は何をしかけるのかと見ているこっちもハラハラさせられる。
マッツは、自分達の音を、スカンジナビアンなフリージャズと呼んでたけど、それって、この3人のように戦う強烈なフリージャズのことを指すのだろうか。
休憩を挟んでの後半は、最初こそ静かでぐっと聞かせるフレーズなんかも登場した、だけど、音が増えていくごとに暴れっぷりも激しくなり、ガレージロックばりの高速で重低音パフォーマンス。畳み掛けるリズムと音の絶叫に、眩暈を覚えてくらくらしてしまった。
もう、半端なくカッコよかった。またの来日を期待してるぜ!
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