1/24 Sounds designed in Norway

 
 日本のジャズ・シンガーakikoがセレクトした、ノルウェーミュージックのコンピレーションアルバム『Sounds -designed in Norway』のリリース・パーティーに行って来ました。

 昨年末には、ブッゲプロデュースによる2人きりのアルバム『Words』をリリースした彼女。ちょうど先週から、ブッゲを招いてのツアーが行われていて、明日もBillboard Liveであるそうです。

 『Words』は、ブッゲ色は極力控えめに、彼女の声が存分に活かされた作品。著名なアーティストの楽曲が、2人の味付けで原曲とは全く違う印象に仕上がっていて、本当に素敵です。私のお気に入りは3曲目の「ノルウェーの森」。ブッゲのキーボードが控えめながらかなりのインパクトで、パーカッションが効果的に入っていて、その様は本当に深い深いノルウェーの森に紛れ込んでしまいそうなほど。そこに彼女の言葉がとてもすんなりと入り込んでくるので、不思議な存在感を持つシンガーだなぁと印象を新たにしたところです。

 そんな彼女がセレクトしたノルウェーミュージックは、そのほとんどがブッゲのレーベル「JAZZLAND」アーティストの楽曲。スール・ヴェイグの柔らかい歌声のしっとりしたものからMungolian Jet Setのようなかなり激しめのものまで、おもちゃ箱をひっくり返したようなレーベルの幅広さを実感するセレクション。取り合わせが面白いのでぜひご一聴を。

 パーティーには、ノルウェー大使も見えられていてご挨拶されていました。アフリカ発祥のジャズが、これほどまでにノルウェーの音楽を盛り上げるシーンになったことは、とても興味深く面白いとのこと。そして、それがノルウェーの文化をPRする存在になったということもかなり興味深いのではないでしょうか。

 パーティーでは「ノルウェージャズ」の立役者であるブッゲを招いてのミニライブのパフォーマンスも。2人のパフォーマンスに聴き入りながら、ノルウェーにスタジオを持つドイツのジャズレーベル「ECM」の40周年記念ワイン(自社ワイナリーがあるそうですよ~)とノルウェーサーモンをつまんだり。本当にまったりとした日曜日の素敵な時間を過ごすことが出来ました。

 2人の思いが多くの人の耳に届くといいですね~


SOUNDS - DESIGNED IN NORWAY
COMPILED BY AKIKO
2010.1.20 RELEASE !
CD:UCCU-1253 2,200 (tax in) UNIVERSAL


 
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