9/26 日本の福祉、とか。

今、ビックサイトで国際福祉機器展が開催中です。私は、明日国際シンポジウムだけ聞きに行く予定。

今日、自民党の新しい総裁が決まったり、民主党政権がこの先どのくらい続くかもわからないような不安定な日本。段階的に税率を引き上げる…なんていうのだって、いつ、どのように、すら見えない中、ほかの、特に北欧の社会保障は、なんだかとてもまぶしく見えます。

年明けに、スウェーデンの高福祉政策、特に年金制度に綻びが生じたというニュースを目にし、北欧も高齢化が進み、高い税率でも支えられない時代が来たのかしら…と、不安になりましたが、でも、今の日本に比べたら、やっぱり安心して暮らせるイメージは強い。

今回のシンポジウムでは、デンマークにおける社会保障政策に対する考え方から、今後の日本の社会保障制度と財政再建のあり方を考察するそうです。

日本の高齢者福祉に片足突っ込んで日々を送る身としては、現在の日本における福祉制度の細かいところまではわかってないにしても、どんどん苦しくなっていて、自分たちが高齢者になったとき、国の保障は本当に美微々たるもので、自活できないものは死あるのみ、みたいな事が普通に起こるんだろうな…と、本当に思ってしまいます。

うちの偉い人たちも、「自分たちが高齢者（もうすぐだけど）になる時は、まだ日本の福祉制度もぎりぎり大丈夫だけど、君らのときは崩壊するんだから、ちゃんと備えておけ」みたいなことを平気で言います。

さらに、
「北欧の福祉モデルを参考にするのはいいけど、高齢化率も人口も全く違うんだから、比較の対象にはならない」
とまで言う始末。

じゃあ、なぜ
デンマークで生まれた「ユニットケア」を中心とした今の施設を作ったのかしら…。

理想と現実は違う、のは、仕方ない部分もあるかもしれないけれど、
努力せずに無理を決め込み、現状に満足して毎日をやり過ごす…のは、
そこに入居する利用者にとっても不幸なことだし、働く私たちのモチベーションも
上がらないのになぁ、と思ったりします。

明日、何か得られるものがあればいいな…。