TOKYO CHANEL MOBILE ART

 デザイナーの父にチケットをもらったので、仕事帰りに行ってきました@代々木公園特設会場。

 巨大な変形した白い浮き輪みたいな建物が、闇の中に青白くライトアップされていて、父が「シャネルに興味がなくても、建物だけでも見に行く価値があるよー」と言っていた事に、妙に納得しました。

 入場の待ち時間さえも、なんだかワクワク。白いソファに腰掛けて待っている間は、特別な式典にでも招待されたような不思議な優越感。

 浮き輪の中では、シャネルのキルティングバッグをテーマに、世界中のアーティストが思い思いに作品を展開していました。オノヨーコの声を頼りに浮き輪の中を泳ぐように作品と戯れていくような感じ。それは映像であったり、写真であったり、オブジェであったり、豚であったり、布の塊であったり…。

 「あのバッグを手に入れたい」という物欲は、人の本能的なものなんだろうなぁと改めて思いました。特に女性特有の。私には、まだそこまでの物に対する魅力(執着?)は感じられないのですが、その物欲を満たすためには、ここに展開されたくらいの物や人が絡んでくるんだなぁと。その沢山の作品の中でも、特に日本のアーティストの作品は、感覚が理解しやすいのか、興味を持って向き合う事ができたような気がしました。アラーキーやオノヨーコの作品は、物欲というよりは、人(心や身体も含めて)欲かなぁ。

 「wish tree」。七夕の短冊のように、松の木のオブジェに結ばれた沢山のタグたち。私は迷わずこう書きました。

 「96歳まで生きられますように」


 きっと、人恋しくなりますよ~。
 これから行かれる方は、是非カップルで行くことをお薦めします。
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