4/14 言葉の不思議、言葉の怪しさ


なすのオイル漬け。3日目ぐらいがじんわり美味しい。


理事長と話をしていたところ、紅白饅頭の稟議について話していたはずなのに、
何だか話が変わっていき、先日の桜花賞の実況についての話に。

優勝したハープスターについて
解説を担当していた元ジョッキーの岡部さんが
「あの馬はいつも平常心なんです」と言ったそう。

私は実況放送を見ていないので、
話をうんうんと聞いていたのですが、
理事長も私も引っかかった言葉。

「いつも平常心」とは、どういうことなのだろう。


平常心とは、普段と変わらない心。
揺れ動くことのない心理状態。とある。

たとえば、勝負の大一番という時、
極度のプレッシャーの中で、ライバルがありえない力を
発揮するような事が起きた時、
果たして、
自分だけいつも通りの力を出したとして、勝負に勝てるのだろうか。

平常心を保って、勝てるのか。
平らな心で、勝てるのか。
練習どおりの結果を出して、勝てるのか。


途中で、言葉の持つ怪しさが二つわいてくる。
「いつも平常心」。
日本語として何かおかしいと思わせる怪しさ。
勝負の場における、アドレナリン出まくりの状態にも関わらず…な怪しさ。

前者は、元ジョッキーにしか表現出来ないものもあると思うので、
おいておいて、やはり後者については引っかかるものがある。

心が揺れないで、勝てるのだろうか。
揺れて、尚且つ立て直して発揮出来る力があって
初めて勝負に勝てるのかしら…と
私は考察します。

理事長は、うーんと考え続け、
一言。
「馬の心理学について、少し掘り下げてみよう」。
そこから人の心理状態についても
学ぶべき多くの事があるだろう、とのこと。

午年、ですしね。




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