9/6 JAGA JAZZIST@東京JAZZ 2014

日本で、しかも大ホールでJAGAのステージが見られる。
こんな日が来るなんて、10年前には思わなかった。でも、今日、現実になった。
東京ジャズの初日、トップバッターのJAGAのステージセットが組まれているステージを前に
着席してもソワソワな私は、早く始まってほしい反面、どんなステージになるか、期待と不安が入り混じる。

場内アナウンスが流れ、JAGAが紹介される。
ステージに姿を現したメンバーは8人。マティアスが居ない編成のようだ。
真ん中にヴィブラフォンとプログラミングを置き、いつものポジションにラーシュが立つ。
全員でのオープニングセッションの中、10年前にベルゲンで初めて見たステージを
思い起こした。
ギュウギュウの狭いライブハウス。超満員の中でグリーンのライトに映し出された
彼らの演奏に、会場の若者は狂喜乱舞し、私もビール片手に大はしゃぎした。
日本から一人で来た私に、ベルゲンっ子達は精一杯の日本語で話しかけてくれ、
私もJAGAのすごいところを一生懸命英語で伝えた。同じ「好き」を
会場のみんなで分かち合った感覚と彼らのステージを見る事が出来た喜びで
フワフワした感覚とゾワゾワする感覚が入れ替わり立ち代わり現れ、興奮の中駆け抜けた。
あの感覚が多分一番強烈に残っている。

その後も幾度かノルウェーやシンガポールで彼らのステージを見、
日本でも大きなロックフェス、そして2年前の東京ジャズ地上ステージ、
コットンクラブ、モーションブルーでのステージを見た。
どんどん大きなハコになり、今日は大ホールでのステージだ。
「日本に来ないのなら、ノルウェーに見に行こう」と決めた10年前。
シンプルな衝動で動き続けた私の10年は、今日がとりあえず一つの区切りになるのかな、
と思った。

とりあえず、セットリスト
1. Prungen
2. Bananfluer Overralt
3. One Armed Bandit
4. Music! Dance! Drama
5. Touch of Evil
6. Tokyo(Oslo) Skyline

メンバーはこの10年でも数名チェンジしたし、メンバーのライフスタイルも変化した。
改めて感じたのは、曲の決まった流れの中でも「音」を合わせるチャレンジを
常にしているということ。その場に居合わせた人しか、その発見とパフォーマンスが
生まれる瞬間を共有することは出来ない。

大ホールに合わせて、ステージで演奏を聴かせる事を
大切にした選曲と流れ。
とはいえ、生音とプログラミングされた音が
ステージで融合する面白さを聴きなれない会場のジャズファンにとって
戸惑う部分もあったかもしれない。
大成功だと思った。

幸せな45分をありがとう。
そして、これからもよろしく。


LIVE WITH BRITTEN SINFONIA [帯解説・国内盤] (BRC372)
クリエーター情報なし
BEAT RECORDS / NINJA TUNE
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