10/2,3 ユニットケア研修@秋葉原


昼食時に食した築地海鮮丼屋さんの「あまだいのごまだれ丼」。
イメージしていたよりごまだれがどっさり過ぎましたが、美味でした。

受けたいとずっと思っていた、ユニットケア推進センター主催の
「食に携わる職種のためのユニットケア研修」を受講しました。

ユニットケアを行っている、またはこれから行おうとしている全国各地の
福祉施設に勤務する主に管理栄養士向けのセミナー。
日々、「このやり方で、本当にユニットケアと呼べるのかしら…」なんていう
疑問を解消するべく参加したわけですが…、同じグループには
栄養士だけではなく、生活相談員やケアマネージャー、経理担当の事務職の人まで
いたりして…。食に携わる、すなわち、施設のケアのポイントの一つとして
食事があるということをなんとなく感じました。

朝から晩まで缶詰の2日間。
最初は耐えられるかしら…なんて不安を感じたりもしましたが、
本当にあっという間の2日間でした。

ユニットケアの概念、世の中のニーズ
食事を通した生活の在り方
実際にユニットケアの則した食事ケアを行っている施設とのディスカッション
ユニットケア施設における管理栄養士の在り方

いろいろ学びましたが、皆、抱える不安は同じで、
「ユニットでの衛生管理はどうするのか」とか
「その人に合わせた食事を尊重し過ぎると、栄養バランス…」とか。

頭ではわかっているのです。
利用者さんの生活リズムに合わせて、好きな時間に好きなものを
好きな量だけ食べさせたいって。
そうあることが、一番自然でいいんだってことが。
でも、それでは、栄養管理しているって言えるの??って。

とらわれてしまうのは、やはり、病院でのやり方がそれに近かったから。
入院して、退院までに向けた必要栄養量を提供し、それを如何に食べてもらい
退院に向けて治療の一助となるのかを考えることが一番だったので。
そして、何より学校で学んだのが、そういった管理の仕方にのっとったものが
栄養管理の在り方だったから。

でも、高齢者にとっての栄養ケアは、やっぱりそうじゃない。
介護スタッフが24時間見ている利用者の状況。
ケースにきちんと落とし込んでくれる記録をもとに、問題点を
拾い上げ、それにきちんと向き合う。
そういったものを全部ひっくるめた上で、問題なく
その方が穏やかに施設で暮らしてもらえるように食事をきりもりすることが、
ユニットケア施設における管理栄養士の仕事なんだ、と。

見た目はゆるく、まるで本当に家庭のような暮らしを
演出しつつ、でも、見えないところ、裏ではきちんとデータ管理する。
なんだか白鳥みたいだなぁ。
優雅に泳いでいるように見えて、水面下では猛烈に足をバシャバシャさせてる感じ。

ちゃんと出来るようになるには…、これまでの考え方を大きくシフトチェンジ
させないといけなさそう。
そして、管理管理といわない「広い心」を持たないといけなさそう…。

食中毒…の不安もまたしかり。
水面下での管理を怠らないように
しつつ、できることをしっかりと。

理想はある。
でも、そこまでの過程があまりにも
大変過ぎて、今はパンク状態です。
頑張らないと!


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