Royksopp @ SHIBUYA AX

昨年のフジ・ロック以来半年振りのステージ、しかも国内初ワンマンだ!

 オープニング・アクトを務める同郷ANNIEのステージ、袖から笑顔で見ていたTorbjornの姿を見て、ベルゲンで友人から聞いた言葉を思い出した。

 「not arrogant」

 僕らは尊大ではない。彼らは音楽が好き好きでたまらない、ただそれだけのことなんだ。

 フル・アルバムのリリースはたった2枚。けれどこれだけ世界中でセールスをあげていながら、全く変わらない音楽に対する向き合い方。好きだからこそ成せるわざなのか。そしてそれはマイ・ペースなノルウェー人らしいスタンスだと思う。


 現れた彼らの姿は、フジロックの時のかたやヴィーキング、かたや白馬の騎士のような出立ちではなく、おそろいの赤いシャツにタイ。まるでクラフトワーク??
その姿を見て、ギュウギュウのAXは大いにわいた。彼らの音楽をちょっと好きな人からかなり深く好きな人まで、幅広いファン層が集まったフロアはいい意味で高揚感に包まれていた。
 セットリストはMelody A.MからThe Understandingまでまんべんなく入り乱れ、終始テンション高く、聴かせながらも躍らせる曲が続き、フロアはリズムに乗って揺れに揺れていた。Sveinの電子ドラムを叩く激しいパフォーマンスや、サービス精神満点のステージを練り歩きながらのヴォーカル・パフォーマンスと、Torbjornのクールなプレイによって、どんどんフロアのテンションは上がる一方。ヴォーカルを全面にフィーチャーした最新作の曲では、Kate Havnevikをステージに迎え、更に2人が入れ替わり立ち代りでヴォーカルをとる、というところも見物だった。「聴かせて、見せる」ステージというところも新作の楽曲のポイントだな、とステージを目の当たりにして感じたところ。

 軽いポップなもの好きから、エレクトロニカ好き、そしてノルウェー贔屓まで、幅広い聴き手を魅了する彼らの音楽は、やはり聴けば聴くほどに深く、良質で、ステージは手放しで楽しく充実したものだった。本編は1時間ほど、それに2回のアンコールで初ワンマンは幕を閉じた。ちょっと短かったような気もするけど、

 「Thank you so much! Thank you Tokyo!」

 何度も何度も繰り返していたこの言葉に私たちこそ楽しい時間をありがとうといいたい。ねばってもらったセットリスト(でもSpain)とLenoくんとの2ショット画像は、しばらく宝物になりそう。

(なお、せっかくなのでこっそり画像を。といっても昨年の○ジのものですが。)

 
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